一噌幸宏・藤原道山・住吉美紀 『音和座 Journey into the Beats of Japan』 #4 笛と爬虫類とジープ (1/3ページ)
Q 邦楽のスーパースターであるおふたりの、プライベートも教えて下さい。
一噌 この間、うちにある笛全部数えてみたら、約500本ありました。
藤原 すごいな、僕はその1割以下、40本程度です。
一噌 世界のいろんな笛も集めているので、アフリカとか中近東とかインドとか。漆塗りの、400年前の能管もあります。
藤原 バイオリンも昔の名器がありますけど、それより古いわけですね。
一噌 ついでに趣味の話をすると、爬虫類、両生類ですね。ヒョウモントカゲモドキとアカハライモリ、イベリアトゲイモリもいます。あと、黒化したクサガメ。
藤原 昔、プレーリードックも飼っていましたよね?
一噌 それと、軍用ジープを2台。運転しながら曲が浮かんで、停車中に笛を吹いたりすると、幌だから外に聞こえているんですよね、変な目で見られる(笑)。それから渓流釣りです。藤原さん、今度釣り行きましょうよ。
住吉 あのー、私はまだ邦楽に関しては初心者なので、邦楽関係でそんなにたくさん知り合いがいるわけじゃありませんけど、たぶん今回、MAX変わった方と知り合ったんじゃないかなって気がしています(笑)。
東京都練馬区出身。安土桃山時代より続く能楽一噌流笛方、故一噌幸政の長男として9歳の時に「鞍馬天狗」で初舞台。以後「道成寺」「翁」等数々の大曲を披く。能楽師として能楽古典の第一線で活躍する一方、篠笛、自ら考案した田楽笛、リコーダー、角笛など和洋各種の笛のもつ可能性をひろげるべく演奏・作曲活動を行う。1991 年より能楽堂をはじめとする伝統的建造物や数々のホールにおいて、内外の様々な音楽家、交響楽団と競演し、他に類をみない和洋融合の音曲世界を創造している。その活躍はまさに縦横無尽。その研ぎ澄まされた一音が切り開く世界は日本の伝統音楽・西洋音楽といった古今東西のジャンルの壁を突き破り、普遍的で可能性に満ちた豊かな表現として世界中から注目を集めている。