子どもが悪いことをした時「ごめんなさいは!」を強要してない?挨拶の正しい教え方
人に会ったら「こんにちは」と挨拶し、悪いことをしたら「ごめんなさい」と謝るのは、人付き合いをしていく上で最低限のマナーですよね。
でも、これを子どもに言わせることに必死になり過ぎているママを見かけることがあります。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、挨拶を強要し過ぎるママと挨拶の正しい教え方についてお話します。
■なぜ、そんなに言わせたいの?
きちんとした挨拶を子どもにさせたいママの心理の裏には、「挨拶をしない子は親のしつけが出来ていない」といった自身への悪い評価を受けたくない気持ちが少なからずあるのではないでしょうか。
ですが、挨拶の本来の目的は子どもがその意味をきちんと理解した上で相手に伝えることです。その意図を取り違えないでくださいね。
■謝罪の言葉「ごめんなさい」
公園でママ友の子ども同士、玩具の取り合いになり相手のお友達が泣いていると、すぐに親が出てきて「ごめんなさいは!」と謝罪を強要している場面を見かけます。でも、もしかしたら泣いている友達の方が先に手を出したのかもしれません。
事実関係も確認しないで“泣いている方が被害者、泣かせた方が加害者”と決めつけたら、謝ることを強要された子はとても理不尽に感じるでしょう。
またあまりにもママが口癖のように言うので「ごめんなさい」と取りあえず謝れば済むと学習してしまいます。そして、その場を逃れられることを知った子どもはこれを乱用するようになります。そして謝った矢先にまた同じことをしたりします。
どんな事情があったのか双方からよく聞き出して、悪いことをしたことをしっかりと反省させた上で子どもに「ごめんなさい」を言わせましょうね。
■素直に言えない子
「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」などの挨拶は「ごめんなさい」に比べて比較的言いやすい言葉で習慣化することが出来ます。でも、普段、しつけているのに肝心な時に言わない子っていますよね。挨拶しなくてならないとはわかっていても言葉が出ないのは何か事情があるのです。
これは筆者の経験ですが息子が小学校1年性のとき、担任の家庭訪問がありました。子どもというのは学校や幼稚園の先生と教室以外のスーパーや道で会うとどぎまぎしてしまい固まってしまうものです。
先生が家庭にやってきたとき、普段学校で会っている先生だからこそ恥ずかしくて「こんにちは」がどうしても言えなかったのです。でも、通知表に“挨拶が出来ません”と書かれてしまいました。
子どもながら、素直に言えないこともあるのです。その時の様子を観察して、あまり厳しくしないでくださいね。
■「心」がこもってこそ挨拶です
例え挨拶ができても、心がこもっていない挨拶ほど相手を不快にするものはありません。接客マナーの訓練を受けると、頭を下に向けても最後までずっと口角を上げているようにトレーニングされます。「いらっしゃいませ」とお辞儀をするとき、頭を下にした瞬間に笑顔を止め真顔になるとお客様に見えてしまうので、最後まで笑顔でいるように徹底的に訓練されるのです。
ある人が通っているエステ店の店員に道でばったり会いました。エステ店内ではスタッフはその方をお客様としてとても丁寧に応対してくれていました。ところが外であったら知らんぷり、「営業スマイルだったのか」と思いました。少なくとも知っている人に会ったら、仕事場ではなくても笑顔で「こんにちは」と言ってほしいものです。
子どもにも心を込めた「こんにちは」を教えて、本当に反省したときだけ相手に詫びる気持ちで「ごめんなさい」を言うようにしつけましょうね。
いかがでしたか。
子どもの頃からの挨拶は“仏作って魂入れず”にならないように気をつけましょう。
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※ Marius Pirvu / Shutterstock