ヘイトスピーチ規制は中国の言論弾圧に近い…中国人が著名人の左派的発言を警告 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 彼らの他にも、反戦を訴えSEALDs主催のデモ活動に参加する音楽家、安保改正法案反対を明言するタレントなど左派・リベラル的活動を行う著名人は数多く、彼らの言動は一部メディアによって大々的に取り上げられます。その一方、安保改正反対派を「平和ボケ」していると批評し、集団的自衛権を肯定する「ダウンタウン」の松本人志氏、ブログ上で靖国神社に参拝したことを公言した向井理氏、韓国の反日活動を強く批判するマツコ・デラックス氏など、保守、愛国的活動を行う著名人もまた多数存在します。

 日本では言論、表現の自由が保証されているため、もちろん各々の意見は尊重されるべきです。しかし左派系著名人が語る持論は、安直な反戦主義や理想論が多く、おおよそ現実的なものとは思えません。それが論理的で現実を見据えたものであれば問題ないのですが、単に理想や空想だけの主張が世の中に蔓延すると、日本に危機が訪れた際に痛い目に遭ってしまうことは明白です。

 中国が覇権主義を強め、北朝鮮がミサイルを打ち上げていく社会状況にあって、その危機が起こる可能性は強まっているのです。知名度の高い彼らの発言が、今後の日本に悪影響を及ぼさないか心配になっています。

 僕自身の意見を述べると、自国の防衛行為を否定し諸外国に対し卑屈とも思える態度を示す左派・リベラル層より、自国を敬い、「日本が好き」だと堂々と発言する保守層の思想の方が、自然かつ健全なものだと感じると同時に、彼らの発言や行動に共感することが多いのです。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

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