地球温暖化を救うかも!? 「空気からエタノール」を生む鍵とは (2/2ページ)
■ 200度以下の低温度で反応させる
二酸化炭素から燃料を作り出すプロセスは、従来から存在したが、それは何段階もの手間がかかり、しかも高濃度の二酸化炭素と高温が必要だった。それでは、再生可能エネルギーとして十分な役割を果たすことはできない。
この新しい手法は、摂氏125~165度で可能だ。これは、触媒の劣化を最小限に抑えることができるという大きな意味を持つ。触媒の劣化は155度から始まるからだ。また、この手法は均質触媒を使用して、1箇所における1回の反応でメタノールの生成を可能にする。これまでの手法より低い温度で、しかも少ないプロセスでエタノールの生成が可能なのだ。
以前、FUTURUSで紹介したアウディの施設では、自然エネルギーを使って二酸化炭素から燃料を作り出していた。しかし、それは複数のプロセスが必要で、より高温下での反応を利用したものだった。
今回のエタノール生成技術のような研究が進んでいけば、空気中の二酸化炭素を再利用する燃料リサイクルが、可能になるのかもしれない。
【参考・画像】
※ USC News