【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第8話(後半)「まずここに連れてこい」 (2/3ページ)
同期や同僚なら親しげに話したりもするわ。最近の付き合いなんてそんなものでしょう?」
優士「そんなものだと諦めているんじゃないのか?」
蘭 「そうかもしれない」
優士「君はほんとに難儀だな」
蘭 「あ、さっきの条件に合う人いるかも。マスターならピッタリ!」
優士「はぁ!? お、お前何言って・・・」
蘭 「なっ、なによ、そんな嫌そうな声あげなくてもいいじゃない。私とマスターじゃ確かに月とすっぽんくらいの差があるけど・・・」
優士「べ、別に嫌そうな声なんてあげていない。驚いただけだ。俺なんてやめておけ、恋人を親友に寝とられる様な男だ」
蘭 「そんな言い方はないと思うけど。マスターはなにも悪くないじゃない」
優士「・・・連絡はちょくちょく取り合っていたのに、いくら相手が隠していたからって、彼女の異変に気づけなかったのは俺の罪だ。仕事も大事だったが、仕事に熱心に打ちこめたのは彼女がいたからこそだ。気づいていれば、仕事なんて放りだして彼女の元に駆けつけたのにと今でも思う」
蘭 「マスターも難儀だね」
優士「こじらせた同士、案外お似合いかもしれんな、俺達は」
蘭 「なっ、なに言ってんのよ!」
優士「変な事言ったか?」
蘭 「お、お似合いかもって」
優士「・・・っ、そ、そういう意味で言ったわけじゃない。違う、違うからな」
蘭 「そんな全力で否定しなくても・・・マスターが私なんて眼中にない事は、わかってるから大丈夫よ。