【プロ野球】広島・大瀬良はマエケンの穴を埋めることができるのか (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■目標だった侍ジャパンに選出!

 今季は、早くから先発への再転向の方針が示されており、調整に余念がない。2月17日にはキャンプ2度目となるシート打撃に登板、新井貴浩やエルドレッドらチームの主力打者に対し、30球を投げ、ヒット性の当たりはゼロ。キャンプ序盤はやや不安定な面も見せていたが、日を追うごとに順調な仕上がりをみせている。

 そんな大瀬良が、自身初となる公式本『大瀬良大地メッセージBOOK-大地を拓(ひら)く-』(廣済堂出版刊・1600円+税)を発売した。

 幼少期から学生時代に掛けてのエピソードやプロに入ってからの苦悩、あまり語られることのないプライベートな部分などを包み隠さず明かしており、ベンチで流したあの日の涙の真相、また前田健太、菊池涼介、丸佳浩らチームメイトの大瀬良に対するコメントも興味深い。2月中旬の発売直後に増刷が決定するなどファンの間でも注目度が高まっている。

 本の中で「侍ジャパンに呼ばれるのが当たり前の選手になりたい」との決意を明らかにしているが、それに呼応するかのように、3月5、6日に行われる強化試合「侍ジャパンvs.台湾代表」(ナゴヤドーム、京セラドーム)のメンバーにも選出された。

 12球団の中で、最もリーグ優勝から遠ざかっているのが広島。第一次山本浩二政権時代の1991年が最後だが、その年は大瀬良の生まれた年でもある。ここ10年は3位から5位をさまよい続けていて、熱心なことで知られるカープファンのモヤモヤもピークに達しているのではないか。

 その現状を打ち破るためには、大瀬良の大暴れが不可欠となる。

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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