事実を「1つのかたまり」として把握する!問題解決の基本スキル (2/3ページ)
[1]相手の話の内容や世の中の事象を「整理」できていない
[2]物ごとを取り扱いやすいような大きさに「分解」できていない
[3]相手に伝える意味を引き出すように「比較」できていない
だとすれば、「整理」「分解」「比較」という3つのスキルを身につけることができれば、自信を持ってあらゆるビジネスの難題に立ち向かえるということにもなるはず。
それどころか著者は、仕事に必要なのは、この3つの基本スキルだけだとも断言します。
■全ての仕事に必要な基本スキル
(1)「整理」とは?
整理とは、「事実を1つ1つのかたまりとしてとらえる」こと。そしてその定義は、「事実」を「かたまり」の集合と考え、それぞれのかたまりがどのくらいの大きさで、どのような内容なのかを正確に把握することだといいます。
たとえば「自社製品Aの拡販策」の場合、「既存の販売ルートではAの売り上げは頭打ちだ」という課題も、「B社とのコラボイベント開催で集客と商品認知を図る」という計画も、「総費用は300万円」という概算データも、すべてが事実。
また、事実の大きさもさまざま。「自社製品Aの拡販策」はひとつの事実ですし、それは会社全体の「今後3年間の事業戦略」という大きな事実のなかにあるもの。それでも、「自社製品Aの拡販策」と「今後3年間の事業戦略」は、どちらもひとつの事実です。
こうして渾然とたくさん存在している事実を、かたまりごとにとらえることが整理で、これが事実と整理の関係だということ。
(2)「分解」とは?
分解とは、「大きなかたまりを小さく分ける」こと。あるいは、ある考えに従って「事実」を小さくグループ分けしていくこと。
ちなみに分解の反対は統合。大きな事実を小さく分けていく=分解していくと、小さな事実がいくつもでき、小さな事実をまとめていく=統合していくと、大きな事実に復元できるわけです。
たとえば「ビジネスパーソンを対象にした新製品のマーケティング」について考える場合、「総所得額」という切り口で考えるのも、ひとつの分解の仕方。