北朝鮮、軍人同士で殺人事件が発生…犯行に及んだ意外な理由とは? (2/2ページ)
被害者が「本物の軍服」を着ているのを見て、加害者の兵士らは、それを奪い取ろうとして犯行に及んだのだ。
指揮官が、そこまでして横領に走るのは軍からもらえる給料が少なすぎて生きていけないからだ。4人家族が1ヶ月食べるには100万北朝鮮ウォン(約1万5000円)が必要だが、大尉は4000~5000北朝鮮ウォン(約60円~75円)、連隊長でも5000~6000北朝鮮ウォン(約75円~90円)で、コメ1キロ買えるかどうかの超薄給しかもらえない。非現実的な給与体系は、北朝鮮の「構造的欠陥」の一つだ。
かつては国からの配給が手厚く、現金はさほど必要なかったが、まともな配給が期待できず、草の根市場経済化の進んだ今の北朝鮮では、不正を働き現金収入を確保しなければ、一家全員餓死を免れないのだ。