”糖質制限ダイエット”第一人者の訃報に歓喜する「過激ヴィーガン」の大暴走 (2/3ページ)

デイリーニュースオンライン

 その一方、2013年に日本糖尿病学会が「カロリーを制限せずに炭水化物のみを極端に制限することは、安全性を担保する科学的根拠が不足している」と指摘。ネット上でも「3ヶ月で10キロ痩せた」「メタボから脱出した」などと成果を喜ぶ声がある反面、「長くやってると体調がおかしくなる」「病院で脳梗塞の一歩手前と診断された」という経験談があった。

 桐山氏は2月5日朝に仕事場がある神戸市のマンションを出発し、翌日朝に東京都内のホテルの室内で亡くなっていた。死因は「心不全」で糖質制限とは無関係とされているが、やり方によっては心臓疾患のリスクを増大させるとの意見も。糖質制限は食事が動物性食品に偏りやすく、脂質の過剰摂取で動脈や血圧に悪影響を及ぼすとの見方があるためだ。

 各局ワイドショーでも「死因は糖質制限ダイエット」といわんばかりの内容がこぞって放送されたため、ネット上で「糖質制限は危険」「節度を保てば効果的」などと議論が起きている。

■過激ヴィーガンが訃報に歓喜…非常識さに批判も

 これとは別に新たな論争の火種が発生している。桐山氏の急死が報じられた直後、驚くことにネット上で訃報に大喜びした人々がいたのだ。

 近年は肉・魚・卵など動物性の食品を一切摂取しない「ヴィーガン」が注目されているが、一部の過激なヴィーガンたちが桐山氏の訃報に反応。

「こういう動物虐待者はもっと苦しんで死ねばよかったのに」
「心不全・急性心筋梗塞なんて動物性食品食べすぎの最たるもの。真似してはいけないよという証明」
「肉食推進者死去。こんな輩に騙される被害者を増やしてはいけない」

 などなど、過激な発言をしたことでネット上で注目され、物議を醸している。

 肉や魚中心の食生活を推進する糖質制限は動物愛護の観点から「悪」として映るらしく、それが一部の過激な言動を呼び起こしているようだ。だが、これに「動物の命は大事で人間の訃報に大喜びって……」「ヴィーガン怖すぎ」「菜食主義は性格が凶暴になるのか」「非常識だ」といった批判が噴出し、本筋とは別に新たな問題として注目されることになった。

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