【プロ野球】阪神・高山と巨人・重信の運命付けられた”ライバル関係” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■東京六大学リーグでは安打数と優勝をかけ戦った

 早稲田大学に進んだ重信は、2年秋から外野手に転向して頭角を現し始めた。50メートル5秒7を誇る自慢の足を生かすとともに、先輩である青木宣親(マリナーズ)や鳥谷敬(阪神)が受け継いだ、早大野球部秘伝の“振り切っての流し打ち”を実践し、広角に打ち分け安打を量産。4年秋には首位打者に輝く。

 同じ東京六大学でも明治大に進んだ高山は、1年春からヒットを量産し続け、安打製造機と呼ばれるまでに成長。明治大の大先輩・高田繁氏(元巨人)の持つリーグ最多安打を塗り替え、一躍ドラフト1位候補として注目を浴びた。

 2人は東京六大学リーグでも安打数を競い合い、優勝をかけて戦ったのだ。

■運命の日は訪れるか

 173センチ73キロと小柄な重信は、パンチの効いた打撃と自慢の足でかき回すのが持ち味。一方、下半身が太く体格に恵まれた髙山は、長打も兼ね揃えた中距離ヒッターとして、プロでも安打製造機となるだろう。

 そのためには、まずは熾烈なチーム内競争を制し、互いにレギュラーを獲得しなければならない。

 3月に入りオープン戦が本格的にスタートする。プロは結果が全てであり、過去の栄光や、これまでの努力は問われない。

 4月5日から始まる巨人対阪神3連戦(東京ドーム)に、2人がスタメンで名を連ね、その日がプロとして初対決する“運命の日”となることを期待してみたい。

まろ麻呂
企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。
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