本を年間700冊も読む書評家が教える「3つの読書習慣構築術」 (2/3ページ)
(1)「毎日・同じ時間」に読むようにする
なにかを習慣化するうえでの極意は、毎日・同じ時間に行うこと。読書を習慣化するうえでも、読む時間帯を決めることはとても重要です。
小学校の「朝の10分間読書」のように、「仕事をはじめる前の10分間」「昼食後の10分間」「就寝前の10分間」など、読書時刻を自分のライフスタイルのなかに設定することが最初の一歩。
なお個人的には、頭をスッキリさせることのできる朝の時間がおすすめ。逆に夜寝る前は、酔っていたり眠かったりするので、あまり効果的ではない気がします。
また同じように、読書の場所、シーン、シチュエーションを決めることも大切。「自宅のこの場所」「このカフェのこの席」など“場所”だけでなく、「コーヒーを淹れる」「好きな音楽をかける」などのシチュエーションも意識すべきです。
(2)「速く読める本」を中心に選ぶ
次に「どんな本を選ぶか」という問題について。もし読書を習慣化したければ、「読みたいかどうか」だけでなく、「速く読めそうか」という基準で本を選ぶことも大切です。
1.そもそも読まなくていい本
2.速く読む必要がない本
3.速く読める本
基本的に、本はこの3つに分類されると考えています。「読まなくていい本」というのは価値がないという意味ではなく、「自分にとって必要のない本」。「速く読む必要がない本」は、小説などプロットを楽しみたい本。そして「速く読める本」とは、どこから読んでも相応の価値を見出せる「切れ目」が多い本。
この「速く読める本」を中心に据えることによって、「前に進んでいる感じ」をつくり出すことが可能になり、それがモチベーションの向上につながるわけです。
(3)「昨日とは違う本」をいつも読む
読書を楽しむための原則として、「1冊の本に10日以上かかりきりになっている状態」は望ましいものではありません。
いちばんいいのは、時間のかかる本を、別途用意した「速く読める本」と並行して読み進めていくこと。
そして、できることなら、本は「1日で1冊読みきる」のが理想的。