【文字や音に“色”が見える】あなたは“共感覚”を持っているか?
『文字に色が見える』『音に色が見える』『味に形を感じる』 みなさんはこんな体験をしたことがありますか? もし、それを感じたことがあるのならば、あなたは“共感覚”を持っているかもしれません。 一部の人にだけみられる特殊な知覚現象“共感覚”。 今回はその不思議な世界をご案内したいと思います。

出典: Slide Share
普通の人が見れば、白い背景に黒い文字でアルファベットが並んでいるだけの何の変哲もない画像ですが、共感覚を持つ人がこれを見ると、“それぞれの文字に特定の色”を感じるのです。(例:A→赤、B→青など)
ほかにも、『音に色が見える』『味に形を感じる』『人を見ると色が浮かぶ』など、複数種類の感覚を結びつける比喩表現や想像とはまったく違うものです。
では、あなたが共感覚を持っているかどうか、簡単なテストをしてみましょう。
共感覚って、なに?
共感覚とはひとつの感覚刺激から、複数の知覚が無意識に引き起こされる知覚現象のことです。
例えば、こちらの画像をご覧ください。
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もちろん、これは単なる一例ですので、このテストがわからなくても、まったく別の共感覚を持っている人はいるかもしれませんね。
共感覚者であると確証された人物
実際に、世界でも共感覚を持っていると言われている人物は数多く存在します。著作などから共感覚者ではないかとして語られている人々は、歴史的な人物の中にも多数いるのです。
ウラジミール・ナボコフ

出典: The Challenger
ヨーロッパとアメリカで活動した作家・詩人であるウラジミール・ナボコフ。
彼は文字に“色がついて見える”という自分と母親の共感覚についてはっきり認識し、雑誌インタビューのほか、自伝『記憶よ、語れ』の中で詳しく述べています。 色はアルファベットの形ではなくその音に結びついていたようで、例えば英語の「a」は「長い風雨に耐えた森の持つ黒々とした色」なのに対し、フランス語の「a」は「つややかな黒檀の色」だとしています。
エドヴァルド・ムンク

出典: Dagjeweg
現行の1000ノルウェー・クローネの紙幣にも彼の肖像が描かれている、ノルウェーの国民的な画家、エドヴァルド・ムンク。
かの有名な『叫び』は、散歩中に自然界には有り得ない叫びを聞いたことが着想の元となっている絵画であるとされています。
宮沢賢治

出典: Quotarion
『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』などで知られる日本の代表的な詩人、童話作家である宮沢賢治。
彼は音楽を聴くとその情景が見えていたとされ、ベートーヴェンの『皇帝』を聴いて、何か悪魔が槍か何かを持って踊り出してくると発言したと言われています。このほかに幻聴もあったとされているようです。
極小数の人だけが持つ特別な“共感覚”。
あなたは何かほかの人にはわからないことが感じることはありますか?