社会人1万人に聞いた、何歳まで働くのが理想? 「65歳まで」が多数派、「生涯働き続けたい」人も約1割

フレッシャーズ

あなたは仕事を何歳まで続けたいですか? 現代日本では、60歳の定年でピッタリ仕事を辞めると年金受給開始年齢の65歳まで時間が空いてしまうという人がほとんど。そんな中で自分がいつまで働くのか、ちょっと立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。


■あなたは何歳まで働きたい?

厚生労働省の平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査結果(調査日は平成24年7月12日、集計数は11,294人)によると、「何歳まで働きたいか」について、「65歳まで」とする人が27.3%と最も高く、次いで「60歳まで」が19.6%、「70歳まで」が17.6%となりました。「生涯働き続けたい」とする人も7.7%となっています。

回答者の年齢によっても「いつまで働きたいか」は変わっていて、29歳以下では「60歳まで」が27.9%と最も高くなっていますが、50代だと「65歳まで」が36.6%と圧倒的になり、60代になると「70歳まで」が最も高くなります。若い内はなかなか定年後の生活のことを考えられないものですが、自分がいざその年齢に近づいてくると現実的に考えられるようになってくるということが表れているのでしょう。

■定年までに夫婦で話し合うべき!
何歳まで働くのか。この課題は、既婚者であれば一人で考えるものではなく夫婦で話し合うべきでしょう。長年連れ添ってきて子供も独立していったという夫婦でも、お互いどう考えているのかちゃんと話し合わないと全く別の方向を向いていることだってあるのです。例えば、セカンドライフはキャンピングカーを買って夫婦で日本中をゆっくり旅したいと夫は考えていたとしましょう。しかし妻からすると「私にだって趣味があるし、そもそも夫といきなりずっと2人でいるなんて今さら……」と思っているかもしれないのです。また反対に、ずっと働きづめできた場合趣味がないこともあるでしょう。退職して時間が有り余るようになると、一気に老けこんでしまうこともあるのです。

■お金の問題だけじゃない

また、まずいちばん先に思いつくのはお金の問題です。年金受給開始まで時間が空くので、その間の生活はどうするのか気になってしまいますよね。でも、預貯金が十分にあって「趣味の暮らし」をしてみたいと希望するなら、それを優先させるのも大切なことです。年齢を重ねると病気にかかることも多くなります。いきなり亡くなってしまうことだってあります。そうなる前に、長年働いたごほうびとして「また働きたい」と思うまで自由に過ごしても良いのではないでしょうか。

いかがでしょうか。働くことは、お金・趣味・人間関係をどうしたいか考えることにつながっています。パートナーがいるならお互いの気持ちを話し合う機会を持っておくことが大切ですね。

(ファナティック)

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