残業しても意味がない? 名ばかりも? 管理職の残業代の仕組みについて調べてみた (2/2ページ)

フレッシャーズ

これは労働組合法の「管理的地位にある労働者」となったためであり、労働基準法の「管理監督者」とは別となります。労働組合から脱退しても残業代がなくなるというわけではないので注意が必要です。

■管理職=管理監督者ではない? 「名ばかり管理職」にならないために

数年前から「名ばかり管理職」が社会問題としてニュースに取り上げられるようになりました。これは、充分な権限や賃金が与えられないにもかかわらず、建前は管理職扱いとして残業代が支払われないという問題です。実際の裁判の事例をご紹介しましょう。あるファミリーレストランの店長が裁判の結果、管理監督者ではないと判断されました。その店長は店で働く従業員の統括と採用の一部を任され、店長手当も支給されていましたが、労働時間や労働条件は経営者が決めており、店長に自由な裁量はありませんでした。また、店長はコックやウエイター、レジや店舗の清掃など、本来の店長の職務以外の仕事もこなしていました。これらの実態から、「店長は管理監督者ではないので残業代を支給するべきである」という判決が下されました。「名ばかり管理職」にならないためには、給与明細と労働時間を把握する必要があります。そしてそれらを保管し、疑問に思ったら会社や労働問題を取り扱う機関、弁護士などに相談しましょう。

労働基準法が定める「管理監督者」には残業が支払われません。ただし、一般的な管理職が管理監督者に該当するとは限りません。給料明細や労働時間、労働内容をチェックしておかしいと思ったらすぐに会社や信頼できる窓口に相談しましょう。

「残業しても意味がない? 名ばかりも? 管理職の残業代の仕組みについて調べてみた」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会人生活会社のルール仕事運新社会人社会人カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る