​縮小する出版業界の新たな取り組み。本を集客に異業種コラボ

学生の窓口

2月29日放送、「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)では、出版業界の新たなる取り組み。本の売れ行きが落ちており、縮小する出版業界が新たな手を打とうとしている。それが本を集客のキモにした異業種コラボだ。東京・千代田区にある無印良品有楽町では、去年9月のリニューアルでムジブックスという2万冊の本のコーナーを作り、集客の要とした。

本は洋服売り場やワイン売り場に並んでおり、無印良品の商品とムジブックスの本が混在する新しい取り組みだ。改装してから、売上は15%アップしたという。本を購入した客は、商品の購入頻度が上昇し、1.6倍となった。ムジブックスの清水マネージャーは商品だけで満足してくれていたと思っていたが、改めて気づきを得たと語った。

東京の表参道には、去年10月、H.I.Sが猿田彦珈琲と旅にまつわる書籍売り場の店をオープンした。地下には旅行相談の窓口があり盛況だ。H.I.Sの熊本さんは、旅行代理店としては敷居が高かったかもしれないが、本があることで敷居が下がって来店客数が4倍になったと教えてくれた。店内にいた客は、篠山紀信がブラジルで撮影した「オレレ・オララ」を読んでブラジルに興味を持ったという。委託を受けている幅(はば)さんの推薦は「パリジェンヌのアパルトマン」と言う本で、パリの女性の暮らしを伝えようとしている。

幅さんは青山ブックセンターに勤めており、その後編集者として活躍した。幅さんは本を選ぶポイントは情報に芯があることとした。幅さんの取り組みは、本を読まない人に読んでもらうための仕掛けだとして、この異業種コラボに力を入れている。幅さんのコーナーは東京新宿の伊勢丹新宿の地下2階のビューティーアポセカリーにあり、フロアの売上はこの異業種コラボで3倍となった。

その他の異業種コラボとしては、家電量販店のビッグカメラと、大手衣料チェーン店のユニクロがコラボした東京都新宿区の「ビックロ」がある。家電と衣料を同時に配置し、男性客の多い家電量販店に、美容家電や子供向け関連を充実させて女性客を取り込もうと狙ったものだ。ファミリー層などもターゲットにしており、ビックロはファミリーや外国人に大人気のスポットとなっている。エコポイントや地デジ化への移行が終わった後の需要を取り込もうという作戦で始められた。

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