夜トイレに行けなくなる!? 心底怖いホラー漫画のおすすめ10選 (2/3ページ)

学生の窓口

本作は、「うずまき」にまつわる怪奇を描いたもの。心が激しく揺さぶられる怖い作品なのです。

●『不安の種』中山昌亮

ネットの掲示板で「怖い画像」が話題になることがありますね。ダム穴や奇妙に加工された人間の顔など、見る者を不安にさせる画像はたくさんあります。中山先生の『不安の種』はそれらと同種の不安・恐怖を狙った作品です。実際、本作を読むと精神の均衡が崩れるような感じがするでしょう。恐怖は不安のすぐ横にあるのです。

●『蔵六の奇病』日野日出志

日野日出志先生はいわばカルト漫画家です。この『蔵六の奇病』は昭和に少年時代を送った世代にとってはトラウマ作品です。絵を描くことの好きな蔵六が奇病にかかって全身が腫瘍に覆われてしまいます。その腫瘍から流れる膿(うみ)で絵を描くのです。グロテスクな絵が多く、まずそこに戦慄(せんりつ)を覚える作品ですが、同時に悲しい人間の業が描かれています。

●『汐(しお)の声』山岸凉子

山岸凉子先生といえば『アラベスク』『日出処の天子』などの名作で有名ですが、実は怖い漫画もたくさん描かれています。そもそも山岸先生もまた描線が怖い作家の一人ではないでしょうか。『汐の声』は『わたしの人形は良い人形』(短編集)で読むことができます。インチキ霊感少女が遭遇する恐怖を描いていますが、衝撃のクライマックスで有名な作品です。

●『座敷女』望月峯太郎

望月峯太郎先生の代表作といえば『万祝』『ドラゴンヘッド』『バタアシ金魚』を挙げる人が多いでしょう。しかし、優れた心理描写にあふれた本作も見逃せません。主人公・森ひろしは、ロングヘアにロングコートの大きな女「サチコ」に付きまとわれるようになります。正体不明の人間に付きまとわれる恐怖を描いた傑作です。

●『サユリ』押切蓮介

押切蓮介先生はいろんなジャンルの漫画を描く作家として知られています。その作品の中にはギャグ漫画もありますが、本作は優れた恐怖漫画です。

「夜トイレに行けなくなる!? 心底怖いホラー漫画のおすすめ10選」のページです。デイリーニュースオンラインは、恐怖マンガ・アニメ怖い話少年漫画ホラーカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る