ベッキー巨額寄付の”美談”はねつ造?復帰計画に暗雲も (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 日本ユニセフと聞いて連想するのは、初代日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャン(60)だろう。"ニューヨーク本部直轄の国際機関事務所"であるユニセフ(東京事務所は渋谷区)と国内財団法人である日本ユニセフ協会(本部は港区)との違いについて、2010年に「日本ユニセフもユニセフも同じところですよ」とツイートして炎上。その火種は現在も燻っている。

「ベッキー側(サンミュージック)が迂闊だったのは、ネット上ではデリケートな存在である日本ユニセフの名前を出したことです。日本ユニセフはあくまで日本の公共財団法人で、国際連合児童基金のユニセフとは組織は異なります。同団体は決して非難を受けるような組織ではないが、集められた寄付金から無条件で19%中抜きするシステムや2001年に港区高輪の一等地に建てられた建設費約25億円の協会ビル”通称ユニセフハウス”について寄付金の使途として妥当だったのかなど多くの議論を呼んでいます」(週刊誌デスク)

 アグネスが数年来抱えている炎上案件でもあった日本ユニセフ。そこに自ら顔を突っ込んだサンミュージックの姿勢に疑問を感じるメディア関係者も多い。

「じつはゲス川谷との不貞騒動が明らかになった直後、正確には文春報道の3日後にサンミュージックは主要金融機関M銀行から取引停止になったという話も漏れ伝わっている。現在、CM契約の賠償などで実質8億円の損害が出るなど経理状態は火の車で、社員のリストラこそないものの、社内には”来年の夏までボーナスなし”が早々と告知されている。そんななりふり構っていられない状況で、ベッキーの事後処理に関しても冷静な判断ができていないのでしょう。メディアコントロールが不得意な同社の弱点が次々に露呈されています」(テレビ番組関係者)

 今回は図らずも日本ユニセフが正式に声明を出す流れになったが、新潮の記事の真偽は判別がつかず、読者のモヤモヤを完全に解消できたとは言いがたい。今後、ベッキーが巨額の寄付をしたという確たる証拠が出てくれば事態も変わるが、それでも多くのファンには「よりによって、なぜ日本ユニセフへ?」という疑問が残るだろう。かつての好感度タレントによる”匿名の善意”は何とも後味の悪い結果となってしまったようだ。

橘カイト(たちばな・かいと)
1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。実話誌や週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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