ユネスコ無形文化遺産にも登録! いま「和食」が世界的にアツい理由 (2/2ページ)

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■腸内細菌にやさしい「一汁三菜」

和食は科学的にもヘルシーなのでしょうか? 答えはYesで、最近の研究により「いろいろ」食べることが腸内細菌に非常に良いことがわかったのです。

ビフィズス菌で知られるように腸内には多くの菌が存在し、消化を助ける、免疫となる物質を作るなどして人間と共存しています。体格/体質によって差はありますが、1kg以上がフツウと言われていますから驚きの量です。ただし、なかには消化の過程で有害な物質を作り出す菌もいて、病気に発展することも少なくありません。悪い菌がいなくなればバンザイでしょうが、特定のものだけ追い出すのは至難の業。それよりもだいじなのはバランスで、いろいろな菌が共存する状態が望ましい、と考えられているのです。

ひとにも好き嫌いがある以上に菌は顕著で、ある食べ物しか対象にしないものがたくさんいます。そのため、たとえば野菜をとらず肉ばかり食べていると、肉が好きな菌が増殖、野菜好きな菌は減ってしまいます。当然、これらの菌の副産物もアンバランスになってしまい、おならがミョウにクサくなるのはかわいいほうで、アレルギーや内臓の病気を引き起こすことも。脂肪やカロリーがクローズアップされがちですが、それらの値が同じでも「なに」を食べたかが、あとあとの問題につながってくるのです。これを防ぐためには、「いろいろ」「ちょっとずつ」食べるのが重要で、和食の一汁三菜はまさに理想、海外からも熱いまなざしが送られているのです。

授業や仕事の合間にあたる昼食は、内容よりも「量」「時間」が重視され、ややもすると「丼もの」「麺類」になりがちですが、サラダや漬け物などのサイドメニューを一品追加するだけで効果的と言われています。一汁三菜がムリなときは「ちょい足し」が良さそうです。

■まとめ

 ・和食は、2015年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された
 ・「低カロリー」がクローズアップされがちだが、最大の特徴は「バランス」
 ・いろいろな食材を食べる「一汁三菜」は、海外でも注目されている
 ・食事の偏りは腸内細菌のアンバランスの始まり。健康を害する原因になっている

(関口 寿/ガリレオワークス)

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