フィリピン政府が北朝鮮船を差し押さえ…新たな対北制裁を履行

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フィリピン政府が北朝鮮船を差し押さえ…新たな対北制裁を履行

フィリピン大統領府高官は5日、地元ラジオのインタビューに答え、スービック港に3日入港した北朝鮮の貨物船について、国連安全保障理事会の新たな北朝鮮制裁決議(2日採択)に基づいて資産凍結措置を取り、船舶を差し押さえたと述べた。21人の乗員は船から降ろされ国外退去処分となる見通し。

問題の貨物船「JINTENG」は、4日にフィリピン沿岸警備隊による通常の手続きによる検査を受けた際、消火設備などに不備が見つかったため出港禁止措置となっていたという。貨物船の積み荷は家畜の飼料などに使われるヤシ油の搾りかすで、不審物は見つかっていない。

しかし、「JINTENG」は北朝鮮の船舶管理会社「オーシャン・マリタイム・マネジメント」(OMM)が管理する船舶として決議に明記された31隻に含まれている。

OMMは2013年7月、所有する「清川江号」がミグ21戦闘機を含むキューバの兵器を国連の対北制裁に反して運搬中、パナマ運河で摘発され、翌年7月に安保理の制裁対象(ブラックリスト)に載せられ資産凍結と役員の旅行禁止の対象となった。

今回の北朝鮮制裁決議は、北朝鮮を出入りする全ての貨物の検査を義務化。制裁対象の団体が運航したり、禁輸品運搬に関与したりしている疑いのある全ての船舶の寄港を禁止した。

新決議に基づき、船舶の資産凍結措置が取られたことが明らかになったのは初めてとみられる。

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