【地域・業界別】大卒1年目の平均年収ってどれぐらい? 新卒の年収が高い業界は……

フレッシャーズ

実際企業に勤めたら、いくらくらいお給料がもらえるのか、気になりますよね。同じ大卒者でも、業界や企業によって平均年収は変わってきます。今回は、新卒の大卒者がどのくらいの年収をもらっているのか調査してみました。


■地域によって違う、新卒者の平均年収

地域別の年収で見ると、一番高いのは東京や大阪といった大都市圏になります。こういった地域での新卒者の平均年収は230万円~250万円ほど。月給にして21万円前後というところです。大卒者の初任給は、全産業の平均で2005年には20万3千円ほどだったものが、2015年には21万円を超える金額になりました。新卒者の初任給は、世間の景気を反映して、年々高くなってきています。新卒者にとってもありがたい流れです。一方、平均賃金の低い地方では、新卒者の年収が150万円ほどになることもあります。大都市圏では物価が高く、地方では物価が低いことが原因です。

■新卒者の平均年収の高い業界は

新卒者の平均年収が高い業界は、石油関係や鉱業系、マスコミ関係、大手情報通信企業などです。これらの企業では、大卒の初任給が25万円~30万円以上になる場合が多く、年収も400万円前後になります。どの業界でも、有名大企業は高い年収が得られる傾向です。年収を考える際に注目したいのが、ベンチャー企業。将来有望なベンチャー企業の場合、規模は小さいながらも優秀な人材を求めるため、普通の中小企業よりも高い年収を提示している場合があります。初任給の平均も、意外にも100人以下の企業規模が平均よりも高いという結果になっています。実際、新卒初任給50万円という破格の値段を提示して話題になった企業もありました。大企業ほど賃金が高く、安定しているとして人気があるのは事実ですが、何が起きるかわからないのが現実です。10年前は安泰だと言われた企業でも、急に経営が危なくなってしまうこともあります。やりがいのある仕事を探す、経験が積めるという側面だけでなく、給与の面でも、ベンチャー企業を選択肢とする可能性があるかもしれません。

■初任給と年収の関係

年収が高いことで知られる総合商社や証券会社は、初任給が平均値に近いため、初年度の年収としてはさほど高額になりません。しかし、勤続年数が増えていくにつれ、昇給したり、サラリーマンの年収にも匹敵するような金額のボーナスが支給されたりして、年収が増えていきます。また、初任給が高く、初年度の平均年収が高額な企業であっても、あまり昇給がないために、その後の年収が頭打ちになってしまうという企業もあります。初年度の年収も重要ですが、その企業に長く勤めた場合、どのような賃金体系になっていくのかも、きちんと把握しておく必要があるでしょう。

大卒者の平均年収は、業界や地方によって差はあるものの、全体的に増加傾向にあります。就職する前から平均的な年収の金額を知っておき、自分が目指す業界はどういう状況なのか、将来的にどうなっていくのかをしっかり把握しておきましょう。

参照:raorsh
http://raorsh.com/syoninkyu

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