円広志 パニック障害で苦悩生活。医師から「死なないと治らない」と言われた (2/2ページ)

学生の窓口

しかし、「その通り。パニック障害は僕が持っている病気。僕そのものだから、死なないと治らないという病気」と認めた。
それでも医師に言われたときは理解できず、家で棚の中の物を全部割ってグチャグチャにした。
「死ぬなと思った。いや、もう死んだあとかも知れないと思った」と精神不安定な状態だった。

そして4ヶ月間休養したが、休むとよけいに不安になるが、ライブ活動は続けた。
本番直前までベッドに横になり、曲が始まると立ちあがり、いつ倒れてもいいように、数人のスタッフが舞台の前でスタンバイをしていた。

そして「結局それがボクを助けた。パニック障害は自分が自分で作っている病気。それを超えるときがある。ステージに出て歌っているうちに一生懸命になる。そしてそのパニック障害を超えてしまう。終わったら嘘みたいに治っている。でも次の日は絶望」と、それを何度か繰り返しているうちに希望が見えてきた。

今でも薬を服用し、トイレに行くのも怖いという円。
現在は、関西で朝の帯番組に出演。不安もあるが楽しいと言う。
しかし、この番組を最後にするそうだ。
「音楽活動は自分の意志がある限り死ぬまでやっていきたい。あとは体力だけ。今は楽しいですね」と最後にしめた。

愉快なトークの裏で病気と闘っていたのに、それを感じさせなかったのは、プロ根性の現れ。
治ったわけではないが、病気とうまく付き合い、今、人生を本当に楽しんでいるようだ。

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