理想の妻、イイ母親なんか目指さなくていい!「子どもを傷つける前に」親ができること (2/2ページ)
過去に起きた事件でも、育児ノイローゼだった妻に対してケアが足りなったのではないかと夫の責任を問う声があがりました。しかし一家を養うため、毎日懸命に働く夫に、どれだけの事ができるというのでしょうか。
妻も児童相談所などに相談に行ければよいのですが、プライドが高く真面目な人ほど“専業主婦なのに子育てが辛いなんて言えない”と思ってしまうものです。
理想の妻、良い母、素敵な女性になるための情報が溢れかえる世の中が、辛い状態にあるママを思い詰めているのかもしれません。
■子育ては「1人でできなくて当たり前」
昔は、みんな1人じゃなくて周りの助けを借りながら何とか子どもを育てていました。
しかし、核家族化が進み、親族と離れて暮らすことが一般的になった現在では、そういった環境にある家庭は少なくなってきています。
なかなか親族の手を借りることが難しい場合は、家事や子育てを手伝ってくれる人を雇うのも1つの手です。
大切なのは“子どもの健康と命”です。ママの精神状態を良好に保てるのなら良いではないですか。人に頼ったからといって“負け”でも何でもありません。
もし専業主婦で、リフレッシュのためだけに子どもを人に預けることにちょっと抵抗があるなら、思い切って仕事を始めてみてはいかがでしょうか?
フルタイムが難しい場合は、週1のアルバイトや知り合いの手伝いでも構いません。家の外に出て子育て以外の事をするだけで、どれだけ心が救われることでしょう。
常に睡眠不足で疲れているし、託児代の方がお給料よりも高くついてしまうこともあるでしょうが、それは、子どもが小さい時だけです。外に出てみることは、自分や家族の将来のための投資でもあるのです。
いかがでしたか?
アンケートで子どもの事を全くかわいく思えなくて虐待気味だと認識していたママでも、その8年後に行われた調査では、“子どもも自分も成長し、かわいいと思えるようになった”と回答しているかたもいます。
暗く長いトンネルにもいずれは必ず終わりがあるのです。家族や子どもを傷つけてしまう前にプライドを捨てて何でも試してみましょう。
【参考】
※ 高江幸恵 『子育てのリアリティ 29,000人のお母さんの実感 「子どもがかわいく思えない」そして、その後』 – 子どもの未来社( 2012年)