炎上は金なり?釈由美子や新山千春ほか”ブログ芸能人”の皮算用

デイリーニュースオンライン

Photo by AMELIA SPEED
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 3月初旬に更新したブログが大きな波紋を呼んだ女優の釈由美子(37)。「私にとって、一番耐えられないことが起きまして」「筆舌に尽くしがたい悲しみに襲われています」と意味深な内容を綴ったエントリーがあらぬ誤解を生み出した。

「現在妊娠中とあって、釈のネガティブな記述に『まさか流産したのでは!?』『夫が不倫したのか?』と読者は深読み。蓋を開けてみれば、愛犬が夫の残した日本酒をなめたせいか急死したらしく、騒動が報じられると『やはりネットのニュースに取り上げられてしまった』『各媒体から事務所にまで、問い合わせの連絡も多数入った』とご満悦。釈のかまってちゃんぶりが嫌な形で露呈してしまった」(週刊誌記者)

 まるで炎上を見越したかのようなふるまいが問題視されている。事実、釈には以前からそういったフシがあったと芸能プロ社員は言う。

「ブログのアクセス数は収益に直結することが明らかになっており、芸能人ブロガーの間にはアクセス数至上主義がはびこっています。釈のように、自ら炎上の燃料を投下するタレントも実は結構いるんです。釈のブログは所属事務所もコントロールできないそうで、社長はよく『せめて公開する前に一言ほしい』とこぼしていますよ」

■裏アカウントを運用するタレントも

 炎上を故意に起こしていると疑いの目で見られているタレントとして、木下優樹菜(28)やAKB48・指原莉乃(23)を思い浮かべる人もいるだろう。新山千春(35)にいたっては、昨年10月放送の『しくじり先生 3時間スペシャル』(テレビ朝日系)で、「炎上ブログは金になる」とカミングアウトする始末だ。しかし、マネージャーなど関係者の“ノーチェック”が招いた炎上事例もまた、後を絶たない。

「ある大手プロマネジャーも、『所属タレント数百人のSNSをすべて事前チェックするのは不可能』と、更新内容は本人たちに任せる方針と話しています。また、更新前の事前チェックが必要なモデル系プロダクションも存在しますが、そうであっても『添削されるのがウザい』からと、所属モデルのほとんどがTwitterの“裏アカウント”を運用してしまい、ほぼ意味を成していない現状だそうです」(前出の記者)

 さらには、担当マネジャーが事前にチェックを行ったにも関わらず、進行中のプロジェクトを台無しにしてしまったケースもあった。元AKB48の菊地あやか(33)だ。

 前出の芸能プロ関係者が語る。

「当時、AKBの新メンバーとして江口愛実という謎の美女がCMに登場したことが話題になっていました。江口の正体は、人気メンバーの顔の一部を合成した“CG”だったというオチですが、これが公になる以前に、菊池はブログに『私の顔のパーツいつ使われるのでしょうか』と書き込み。世間的には『菊池がうっかりネタバレした』と笑い話で済まされていたが、相当なお灸を据えられています。尾木プロ関係者は『次はないからな』と怒り心頭で、また内容を事前チェックしたにも関わらず掲載をOKした担当マネジャーは、一時現場を外されたそうです」

 近頃ではブログに加えて、Twitterや画像投稿サイトInstagramなど、さらに事前チェックが困難になるSNSも普及した。芸能人の素顔が垣間見えるため、人気かつ重要なツールではある。しかし見せてはいけない情報や素顔まで可視化されてしまっている現実がある。マネジメントする事務所関係者にとっては、“諸刃の剣”となっていることは間違いない。

佐々木浩司(ささき・こうじ)
1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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