歌って踊ってた!? 「合コン」は1000年前からあったってほんと? (2/2ページ)
別名「嫁定め」と呼ばれるほどストレートな合コンがおこなわれていたのです。
現在も続く「安宅(あたか)祭り」も元来は漁業のお祭りで、大漁や船の安全を祈る儀式として始まりました。七福神を乗せた船を模した曳舟(ひきふね)、金に輝く神輿(みこし)、踊りを披露するなど、神をあがめるオーソドックスな行事だったのです。ところがこの踊りに参加できるのは、
・未婚女性
・赤い襦袢(じゅばん)を着用
のルールが存在、着物の色は儀式のひとつとも表現できますが、未婚はナゼ? と思うのが当然。じつはこれ、「出会いの場」の意味もあったからなのです。
踊っている女性は全員嫁入り前ですから、プロポーズしてもトラブルは起きません。さながら「私をみて! 」といったところでしょうか、女性にとっても、多くのひとに自分をアピールできる絶好の機会。もちろん、みている男性は熱いまなざしを送り、そんな光景から「嫁定めの踊り」とも呼ばれているのです。
いま風にいえば「恋人募集中」と公言するようなものですから、歌を詠むような風流さはありませんが、あまりにもストレートなので話が早いのは確かです。合コンですてきな異性に出会ったら「つきあって! 」と直球勝負したほうが良いかもしれませんね。
■まとめ
・平安時代には歌垣と呼ばれる合コンがおこなわれていた
・もともと神に感謝する祭りだったが、出会いのイベントに変わっていった
・江戸時代になると未婚女性だけが踊りを披露する「嫁定め」の踊りも誕生した
(関口 寿/ガリレオワークス)