3月だから考えたい…「すべての女性が輝く社会」実現のために今スグできること

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3月だから考えたい…「すべての女性が輝く社会」実現のために今スグできること

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ひな祭りやホワイトデーなど、女性に関するイベントが多い3月。
しかし、3月8日の「国際女性デー」を意識して向かえた人はどれだけいるでしょうか?

“女性の活用促進”をキーワードに、社会で、企業で、家庭で、女性が輝けるよう政府主導の取り組みがなされて久しい昨今ですが、日本では「国際女性デー」はまだあまり知られていないのではないでしょうか。

そこで今回は、職場でも家庭でも輝く女性が多いフランスに住むファイナンシャルプランナーの筆者が、ちょっと真似してみたい取り組みを紹介します。

■国際女性の日とは

1975年に国連が3月8日を「国際女性デー」とすることを定めました。

世界中の女性たちが、平和と安全、開発における役割の拡大、組織やコミュニティーにおける地位向上などによって、どこまでその可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う機会として設けた国際的な記念日です。

■世界ではどんなことをやっているの?

国によっては3月8日は女性だけの祝日とされているなど、女性の権利を祝う日とされているようです。世界中で様々な女性団体が、女性の社会参加や労働差別の撤廃などを求めてデモやイベントを開催しています。

男女が対等にある、女性が強いと言われているフランスでも、やはりこの日は女性にとって特別な日で、様々なイベントが開催されています。

特別にイベントに参加しなくても、例えば職場の責任者である男性が「女性の日だから」とちょっとしたスイーツなどを買ってきて職場のみんなで分けて食べたり、会議の冒頭に女性社員の日頃の貢献振りへの感謝の言葉を言ったりしています。

さすがフランス男性……と思えなくもないですが、国際女性デーという日がしっかり頭の中にあるということでしょう。

■「すべての女性が輝く社会」実現に向けた日本政府の取り組み

安倍内閣の最大のチャレンジ事項として、日本政府が取り組んでいる女性の活躍促進。昨年6月にはじめて「女性活躍加速のための重点方針2015」が策定され、8月には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が成立し、今年の4月から完全施行されるなど、女性の活躍推進に向けた様々な取り組みがされています。

それでも今年の国際女性デーの前日には、国連の女性差別撤廃委員会よりマタハラを含む雇用差別や職場でのセクハラを禁止する法的措置の整備を求められるなど、様々な改善点を指摘されました。

■「すべての女性が輝く社会」実現のためには、小さくても身近なところから

政府の取り組みや労働市場の改善には期待したいところですが、女性が社会で輝くためには身近なところでもできることがあるはず。

家庭なら家事と育児は夫婦で分担したり、家事で少々手抜きをしても文句を言わない、など。職場なら男女、女性同士に関わらず、育児との両立が辛い時期の女性同僚への気配りなど。

女性に重くのしかかる負担をちょっと取り除くような行動を時々でも出来れば、女性もまた活き活きと輝けるのではないでしょうか。

いかがでしたか?

女性を祝うイベントが多い3月。記念日にこだわることはありませんが、せっかくなら3月のうちに、身近な女性に対して日頃の感謝の気持ちを表してみてはいかがでしょうか。

フランス男性の真似でも結構。感謝を示された側も示した側も、気分よく輝いてくことができるでしょう。

(續恵美子)

【参考】

※ 「国際女性の日」に寄せて – 内閣府男女共同参画局

【画像】

※  blanchemaroke / PIXTA(ピクスタ)

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