個人情報は悪用し放題?業者や店員による”LINEナンパ被害”急増の背景 (2/3ページ)
■消防士・美容室・コンビニ…ネットナンパ問題が頻発
似たような事案は続発している。
2月、兵庫県西宮市で40代の消防士長が救急車で搬送した負傷者の娘に「合コン」を誘うLINEを送ったことが発覚した。40代女性を搬送した際、救急車に同情した20代の娘から緊急連絡先として携帯電話番号を聞き取り、これを自身のケータイに登録。
後日、LINEやショートメールで「私のこと覚えてますか」「消防士と合コンしますか」などとメッセージを送っていた。この消防士長には停職1カ月の懲戒処分が下されている。
また、2014年末には千葉県の男性美容師が女性客の電話番号を入手し、LINEでナンパをしたことが判明。女性は「美容室でやたら褒めてきた美容師が連絡先を聞いてきたけど教えなかった」というが、美容師は「可愛かったから一目ぼれしました」「ホットペッパーの登録番号から連絡しちゃった。本当は解雇になっちゃうことだから秘密ね(笑)」と説明してきたという。このスクリーンショットが晒されると大炎上となり、程なく男性美容師は店舗サイトから姿を消した。
氏名情報でも油断できない。今年1月、ある女性ユーザーが大手コンビニでnanacoカードを作った直後にFacebookを通じて男性店員から連絡が来たと報告。申請用紙に書かれた女性の氏名を基にFacebookで検索したようだ。店員は「彼氏とかいなくて迷惑で無ければLINEしませんか?」などと個人的な交際を迫り、女性はコンビニ本社に相談。新聞沙汰になるほどの騒動になったが、二度と連絡を取らないことで和解したという。
「ネットであれば気軽に『繋がれる』と思い込んでいるユーザーが少なからずいる。特にLINEはハードルが低いと思われがちのため、ナンパをする方もそれほど罪悪感がない。電話番号さえあれば自動で友達登録できる手軽さも被害を助長しています」(IT系ジャーナリスト)