NHKが反体制思想を助長?報道番組の”偏向ぶり”を中国人が指摘 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 また、2016年2月13、14日に放送された「司馬遼太郎思索紀行−この国のかたち」では、日本を「辺境の島国」と呼称し、神道、神仏習合など日本の宗教観を中国、朝鮮など大陸伝来の宗教の影響とし、他国の文化を吸収し誕生した日本文化の特性を「無思想の思想」と呼ぶなど、日本人は想像力が欠如した民族のように印象付けていました。

 確かに日本の文化や宗教が他国の影響を受けているのは事実でしょうが、中国伝来の漢字がひらがなやカタカナになったように、他国の文化を学び独自の文化を形成するのは日本人の大きな利点です。それを「日本文化は外国文化のモノマネ」といった論調で語る番組内容に違和感を覚えました。

 さらに2集目の番組終盤、司馬遼太郎が憲法学者にあてた今後の日本を不安視する内容の手紙が紹介されていた点も疑問に感じます。番組の製作陣は司馬遼太郎を借りて、実際は日本の現体制を風刺していたのではないでしょうか。

 公共放送局という立場上、NHKが放送する番組には政治、思想的に中立的な内容が求められるはずです。しかし「新・映像の世紀」の内容やネット上の中国人の声を聞けばわかるように、実際は「左派」、「反体制」と捉えられるものが多いのです。

 NHKがそのような番組を放送する理由は不明ですが、僕は日本の負の歴史を紹介したり、自国の文化を自虐的に語る番組よりも、日本の歴史や文化を誇り賞賛する番組を放送し、日本人を鼓舞することが、公共放送局がとるべき姿勢だと思います。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

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