清原和博被告、きょうにも保釈か?噂の“シャブ抜き病院”の現在

覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕された清原和博被告(48)の弁護士が16日、保釈を申請。認められれば本日17日にも警視庁本部から近く保釈される見通しだ。
2014年には歌手のASKA、2010年には田代まさし、2009年には酒井法子、小向美奈子などの芸能人が連続して逮捕されている。容疑者は逮捕時には尿検査で覚せい剤を使用したかどうかをチェックされる。つまり、尿検査さえクリアしてしまえば、使用はしていなかったと言いはることができる。そのチェックを潜り抜けるための”シャブ抜き病院”が存在するという。清原被告とも関係が深いといわれる地下病院の実態を探った。
■有名芸能人も利用する“シャブ抜き”病院
清原被告も過去に、広島県の医療関係者の元で覚せい剤の成分を一時的に体内から取り除く、いわゆる“シャブ抜き”をしていた疑いがあるという報道が一部であった。そんな病院が東京都大久保にもあるという。ユーザーの中には、有名芸能人もいるともっぱらの噂だ。
大久保といえば、日本最大の歓楽街・歌舞伎町に隣接する、コリアンタウンとして有名だ。今はだいぶ落ちついたが、韓流ドラマブームの時には、韓流ショップや新しい韓国料理店が並び、若者やおばさんたちが数多く訪れた。
その病院は、雑居ビルの5階に入っていた。1階は飲食店、2階には韓流の芸能ショップが入っている。実際に、来院したことのある女性Aさんが匿名を条件に話をしてくれた。
「この病院は自ら、『覚せい剤を身体から抜くことができる』と謳っているワケではないんですよ。体内に溜まった毒物を排出する、『デトックス』に力を入れている病院として有名なんです。肌を気にする女性がよく訪れていますよ」
飲み疲れた、ホストやキャバ嬢が、体内からアルコールを抜くために利用するケースが最も多いらしい。警察に呼ばれた暴力団員が、この病院のデトックスを受けた直後に出頭し尿検査した結果、覚せい剤の反応が出なかったらしく、その人からの口コミで噂が広がっていったという。
「院内はかなり広くって、リクライニングチェアが10台ほど並んでます。そこに座って点滴を打っている。席は多いんですが、それでも、デトックスを受けるためには、随分待たなければならないんですよ。リクライニングチェアの上では、キャバ嬢たちが、パンティ丸出しのだらしない格好で点滴を受けてます。キャバクラに夢を持ってる男の人は幻滅してしまうかもしれませんね(笑)」
そして病院の奥には厚いカーテンで囲まれた特別室がある。そこで、“シャブ抜き”が行われているという。中では、いかにもな人たちが寝転がり、スポーツドリンクをガブガブ飲みながら点滴をして、シャブをデトックスしている。デトックスの間に4リットルほど、スポーツドリンクを飲まなければならないという。薬を押し出すのは大変なのだ。院内には、特別室以外にも、そこここにイカツイ人々の姿があり、怪しげな薬の処方を受けているという。
「シャブ抜きに来ている人は確かにいますが、絶対に反応が出なくなるわけではないみたいです。藁にもすがりたい人たちが試すんでしょうね」
そんなヤバイ光景は、なかなか見ることができないだろう。言うまでもないことだが、覚せい剤は違法行為で心や身体を痛めつける行為なので、やってはダメ!! 絶対!!
Aさんいわく、大久保にはシャブ抜き病院の他にも、ひっそりと赤ちゃんを堕ろしてくれる病院や、保険証のない外国人でも治療を受けられる病院などがあるという。大久保……なかなかに闇が深い街である。
- 村田らむ(むらたらむ)
- ライター・イラストレーター・漫画家。ホームレス、新興宗教、犯罪などをテーマにした体験、潜入取材を得意とする。著書は『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)など多数。近著に『禁断の現場に行ってきた!!』(鹿砦社)がある。