まるで鳥人間。17世紀に実際に着用されていた医師用ペスト防護マスクに関する事実 (2/5ページ)

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出典: karapaia

 鳥の嘴のようなマスクは、何世紀も前からあったかもしれないが、これはいわゆるガスマスクのようなものだ。長い嘴の中に香水やハーブを詰めて、瘴気(悪い空気)を追い出すという理屈のもとに考案された。

 これは、病気は毒を含んだ悪い空気、瘴気が媒介するという当時の考えに基づいている。瘴気は腐敗によって発生し、その悪臭で存在がわかる。嫌な空気が病気を運ぶのだから、いいにおいによって、空気を浄化すればいいという論理は確かに理に適っている。

出典: karapaia

 また、目のまわりに黒い円を描き、それが黒い曲線とつながっている。これは、実際に当時の医師がマスクの上につけていたメガネを表わしている。

 そして、このマスクには医師たちが邪悪な瘴気から身を守るのに役立つデザインがほどこされていたという。黒いロングコートは、マスクの中にしっかりたくしこまれていて、手袋やブーツ、革のアンサンブルは、医者の皮膚が病原体に触れるのを防ぐよう作られていた。汚れた空気が諸悪の根源だとされていたものの、こうした防護服が病気を防ぐのに、多少なりとも役立ったのは確かだろう。さらに全体が蝋でコーティングされていたため、液体が染み込むこともなかったのだ。

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