地球を小惑星から守れ!レーザーを照射し320万km先の隕石を蒸発させる装置「DE-STAR」(米研究) (3/4ページ)

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実験室の結果からは、DE-STARシステムが小惑星の回転を止め、向きを変更する上で実用的な方法であることが証明されている。

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 さらに研究チームは、DEEP-IN(Directed Energy Propulsion for Interstellar exploratioN)という推進装置も研究している。これはレーザーから放出される光子の圧力で宇宙船を推進させようというものだ。実現すれば光速に近い速度での移動が可能になる、未来の星間探査ミッションでは必要不可欠の技術である。

 また光子リサイクラーという、レーザーの光子を反射器で再利用する装置も実験している。まるでピンボールのように光子が反射を繰り返すことで力が増幅され、宇宙船を加速させるのだという。現在のところ、5乗まで増幅することに成功しているが、改良を加えればはるかに強い力が得られるようになるとのことだ。

 レーザーを動力源とする小型宇宙船はケンタウルス座アルファ星まで20年で到達できるとされている。このSFのような技術に取り組むルービン博士らの実験宇宙論グループ(Experimental Cosmology Group)の究極の目的は、高性能望遠鏡によるリモートセンシング技術を補完できるような小型探査機を開発し、宇宙へ向けて飛び立たせることだ。

 「人類最大のチャレンジの1つは、別の恒星系に探査機を送り込み、いずれは生命を調査することです」とルービン博士。DEEP-INを搭載した探査機なら、これまで達成されたいかなる速度をも上回るスピードで移動可能になるため、太陽系外調査の現実的な選択肢として注目される。もちろん、火星探査などにも応用可能で、さらには惑星の防衛にまで役に立つ。

 こうした可能性を大きく広げる研究を行うルービン博士のチームは、NASA革新的先進コンセプト(Innovative Advanced Concepts)というSFのような技術の実現を促進するプログラムからも表彰されている。

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