長嶋茂雄が「高木京介号泣会見」直後に漏らした沈痛肉声 (2/2ページ)
由伸も(戦力として)計算していただろうに‥‥」
と、こぼし、とりわけ「ウルフ」と命名してかわいがった愛弟子・高橋監督の胸中まで心配しているという。
にもかかわらず、球団の調査ではまだ複数の選手に疑惑があると言われ、それを伝え聞いたミスターの心労は尽きない。震える声をしぼり出すように、
「これ以上、球界から去る者を出したら由伸がかわいそうだ‥‥。もう巻き込むな!」
と、うなったというのだ。
さらには、高木の関与までもが発覚した影響で、渡邉恒雄最高顧問(89)、白石興二郎オーナー(69)、桃井恒和会長(69)の3人が辞任している。
「いわば監督が後ろ盾を失った状況ですから、ミスターは『由伸が心細い思いをしてるんじゃないのか』と口にしたうえで、『開幕で負けが込んでも2年は(由伸監督を)見てあげてほしい』とまで言っています」(前出・球団関係者)
そんなミスターの沈痛な思いの裏で、実際に由伸監督は精神的にまいっている様子なのだ。
「野球賭博問題に関して報道陣に問いかけられても、ふだんは速かった『ハイ』という返答がワンテンポ遅いうえ、目は一点を見つめてうつろ状態です。目の上にはクマすら浮かんでいました」(前出・巨人番記者)
ミスターが危惧する今シーズンは、まもなくスタートしてしまう。