【ママ達の本音】アベノミクス「女性が輝く日本へ!」でママが輝く日はくるの…?
ママが何気なく発した「保育園落ちた死ね」というつぶやき。ご本人の意図に反して!? その内容が世間に瞬く間に広まり、国会にまで声が届くこととなりました。
「死ね」とだけ聞くと親として非常識な言葉のように聞こえますが、保育園探しをされたことがあるママならば、少しでも彼女が発した内容に共感がもてるのではないでしょうか? これがママ達のリアルな叫びであり、真実の心の声なのです。
アベノミクス3本の矢では“女性が輝く日本”という内容のものが具体化されていますが、この問題に対する議員の当初の発言や議事堂の前で訴えるママたちの姿を見て“女性が輝く”という社会がいつ作れるのか?筆者は疑問に思ってしまいました。
この日本の社会における女性の現状は、世界的に見ても遅れていることは明らかなのです。
■日本の「女性の社会進出」は世界的に見て低い!
世界各国の男女平等の度合いを指数化した世界経済フォーラム(WEF)の2015年版『ジェンダー・ギャップ指数』で、日本は調査対象145カ国のうち101位という先進国としてはかなりの低さ。
前年より順位を3つ上げたとは言え、安倍晋三政権は女性活躍の推進を看板に掲げていながら、現状はまだまだ程遠い状況と言えるのです。
日本は世界第3位の経済大国でありながら、男女格差が未だに解決していないのですから。
ちなみに毎年上位に位置するスウェーデンは、父親の育児休暇の制度が充実していることが上位にランクされる要因かと思います。
スウェーデンは、母親・父親合わせて16ヶ月の育児休暇をもらえるのですが、今まではこの内2ヶ月分は父親のみが取得できるものとしていましたが、なんと2016年からはさらに1ヶ月延びて3ヶ月になったそうです。
国が育児に力を入れる支援をしていれば、パパが育児に積極的になるに違いないですね。そしてその分女性が社会で活躍できる時間が増えるということです。
パパの育児への参加とママの社会での活躍、両方が実現できているスウェーデンのモデルを日本も見習いたいものです。
■「保育園落ちた死ね」が生まれた理由
日本の女性が社会進出できない、女性が実際には輝けないという背景には絶対的に、いっこうに待機児童が減らないことが問題にあります。その結果“保育園落ちた死ね”といったように、ママの不満が爆発し、今この問題が注目を浴びているのです。
保育園に入って仕事をしないと食べていけない家庭だってたくさんあるにも関わらず、預ける先がないので、やむなく保活のために引越しをする人や、どうにか点数を獲得するために離婚する人だっています。保活におけるママのストレスは体験してみれば分かるでしょう。
この問題を本腰を入れて取り組むことなく、その場しのぎの施策を行った結果、新たにママたちを悩ませている“3歳の壁問題”もあります。
■ママの新たなお悩み「3歳の壁」
待機児童で一番多い年齢層は、0歳~2歳。このため、国の対策として、2歳までを対象にした自治体独自の保育室や小規模保育所などが設立されるようになりました。しかし、こうした施設に入所すると、3歳からは別の預け先を探さなければいけません。
3歳から保育園を探すものの、認可保育園には入れず、行き場を失う……。これが“3歳の壁”と言われる問題です。
保育園に落ち続け、復帰できず、ようやく復帰できてもまた新たな問題がすうにやってくる……こんな状態では自分が輝ける場所を見つけることは困難になります。また、マイナスな精神状態になり、子育てにも良くない影響が出そうです。
この待機児童問題が解決しない限り、少子化問題も解決しないことは予想できることに思いますが、こんな現状で果たして政府が掲げる“女性が輝く日本”は実現するのでしょうか?
いかがでしたか?
今日挙げた問題をみると、現在の安倍晋三政権が私たちママの現状を本当に把握し、対策を出してくれているのか疑問に思います。
筆者個人的にはスウェーデンのように男性の育児休業の活用を高めて欲しいです。スウェーデンでは90%の男性が活用しているという素晴らしい実績があります!
男性の育児への参加により、女性の活躍はもちろん、産後うつや産後離婚などの減少にも繋がるのではないでしょうか? そしてそのためには私たちママがもっと声を挙げて、現状の問題を前に出て叫ぶ必要があるのかもしれません。
【参考】
※ アベノミクス「3本の矢」 – 首相官邸
※ 男女平等ランキング、日本は101位、女性活躍へ道遠のく – 日本経済新聞
※ リュウタ / PIXTA
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガ・アーユルヴェーダ・おむつなし育児アドバイザーの分野で活動。自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。自然な生活・自然な育児をモットーに、妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。