聖子・明菜・キョンキョン…あの<黄金アイドル>の蔵出し秘話をプレイバック!(1) (2/2ページ)
そして、82年にデビューし、アイドルの域を超えた「歌姫」に君臨したのが中森明菜(50)だ。その伝説は、デビュー前の「スター誕生!」(日本テレビ系)から発揮されている。
「童謡を歌えとおっしゃいますが『スタ誕』は、童謡は受け付けてくれないんじゃないですか?」
顔が童顔だから童謡でも歌えと揶揄した女性審査員に対し、オンエアされていることも忘れて食ってかかったのだ。
明菜の所属事務所の社長だった花見赫氏は、数々のトラブルを含めて懐かしがった。
「明菜のエッセイ本に『私はバカだからバカな高校しか行けなかったの』と書いてあった。ゴーストライターが書いたものではあるけど、学校はカンカンだよ。明菜の代わりに謝罪に行ったことも、1度や2度ではなかったね」
2作目の「少女A」が大ヒットしてスターダムにのし上がるが、デビューしたばかりの新人がコトもあろうにレコーディングを拒否。同曲を作詞した売野雅勇氏が振り返る。
「タイトルの『少女A』が、自分のイニシャルだと思って歌おうとしない。これらは世代の総称だからとディレクターが説得して、何とかマイクの前に立たせた。あれだけイヤがっていたけど、一発でOKが出たから大したものだよ」
ライブで歌うことを含めた明菜の完全復活は実現するだろうか──。