「中国の情報機関に寝返った」ブラックウォーター創始者が連邦捜査機関から調査 (1/2ページ)

Photo: Erik Prince, left, chairman of Frontier Services Group via Intercept
かつて世界で最も有名な民間軍事会社の 1 つとして知られた「ブラックウォーター (Blackwater) 」社の創設者であり、元・米海軍特殊部隊 SEAL 隊員のエリク・プリンス (Erik Prince) 氏が、マネーロンダリング (資金洗浄) や、中国情報機関との不可解な繋がり、傭兵サービスのブローカー事業などの項目において、米司法省をはじめとする幾つかの連邦捜査機関の調査を受けている。
プリンス氏への嫌疑の目が向けられたのは、リビアをはじめとするアフリカ各国において、ディフェンスサービスの販売を進めていた時点に遡る。当時、アフリカ諸国での事業拡大を狙ったプリンス氏。リビアでのビジネスを始動させる際に、中国の情報機関が接近し、中国の銀行を通じて援助がおこなわれていたことが明かされている。
プリンス氏側は顧問弁護士を通じて「連邦機関による調査は知らされていない」とし、また、自身のリビアでのサービス提供について否定している。そしてマネーロンダリングについては「全くのデタラメだ」と完全否定している。
本件を詳報しているネットメディアのインターセプト (Intercept) には、プリンス氏の現在・過去におけるビジネスパートナーを含めた複数名の側近者や、4 名の連邦捜査機関経験者、司法省の調査チーム関係筋などへの具体的なインタビュー記事が掲載されている。加えて、連邦捜査機関は 1 年以上に渡ってプリンス氏の身辺を内偵調査していたと伝えている。
一報を受け、米国内の軍事情報サイトの中には「エリク・プリンスは、米国を中国の情報機関に売り飛ばした」と見出しを付けて掲載するなど、プリンス氏は大きな批判の下に晒されている。