【プロ野球】今季は大丈夫か?巨人の”助っ人外国人”列伝 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ルイス・サントス(1997年在籍)

 マントを解雇した巨人だったが翌年の1997年、同じ過ちを繰り返す。新外国人として獲得したのは台湾プロ野球で結果を残したドミニカ人のルイス・サントス(写真)だった。台湾・兄弟エレファンツに在籍した3年間で首位打者1回、打点王1回、3年とも打率は3割5分を超える高打率を残す。

 右打者にも関わらず「台湾のイチロー」という異名がつけられていた。開幕戦では松井秀喜、清原和博に続く「5番・サード」で出場するが、台湾時代の打撃は鳴りを潜める。さらに課題としていた守備でもミスが続き、結局39試合の出場に終わり打率.237と散々な結果に終わり1年で退団を余儀なくされた。

■ダン・ミセリ(2005年在籍)

 巨人ファンにとっては二度と思い出しくない名前だろう。2005年、抑え不在に頭を悩ませていた巨人は新守護神としてミセリを獲得する。ところが4月1日の広島との開幕戦、ミセリはいきなりやらかしてしまう。

 9回表、1点リードの場面でマウンドへ上がったミセリは、ラロッカに本塁打を浴び同点に。そして1死二塁から、緒方孝一に2ランを許し、開幕戦勝利目前から一転、悪夢の逆転負けを喫した。

 さらに4月5日の横浜戦では、延長12回に登板するも、サヨナラ安打を打たれまたもや救援失敗という失態を犯す。わずか4試合の登板、0勝2敗という成績で、4月中旬に解雇された。

 解雇されたミセリは家族とともに浅草観光に出かけ、その光景が報道されると巨人ファンは怒りを露にした。この年、巨人は低迷を続け5位という不本意な成績に終わっている。

文=武山智史(たけやま・さとし)

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