語順を英語にすべし!60万人が結果を出した英会話トレーニング
「なかなか英語が話せない」
「リーディングはできるけれど、リスニングがダメ」
「ネイティブと話すとき、コミュニケーションが不安」
英会話についてこのような思いを抱いている方も多いと思いますが、そこには大きな理由があると説くのは、『60万人が結果を出した「ネイティブ思考」英会話トレーニング』(ダン上野Jr.著、あさ出版)の著者。
こうした悩みを持つ人が一向に減らないのは、大半の日本人が「間違った方法で英語を勉強している」からだというのです。いいかたを変えれば、思考回路に違いがあるということ。
具体的に考えてみましょう。
■日本人が英語で文を作ると「返り読み」が問題に
日本人の場合は、(1)まず頭のなかで英語を日本語に訳し、(2)理解し、(3)伝えたいことを英作するという順序を踏むはず。
いっぽうネイティブは、(1)英語を理解し、(2)そのまま英語で伝える。
このように違うわけで、そこを理解したうえでトレーニングをしないのなら、英語は上達しなくて当然だということです。
最大の問題は、日本語の語順になおした読み方である「返り読み」。これがクセとして染みついてしまっているため、いざ英語を話そう、聞こうというときになって、いろいろ無理が生じてくるのです。
だとすれば当然ながら、そこには日本語と英語の「語順の問題」が絡んでいることになるでしょう。
■センスグループごとに話す「SIM方式」が便利
しかし、それなら語順の問題さえクリアすれば、「返り読み」をすることもなくなるはず。そこで重要なのが、英語と日本語の「語順の違い」を認識したうえで「英語の語順」で考えるトレーニングだといいます。
次のように「センスグループ」(意味のまとまり)ごとに英語を区切り、そのつど内容を理解していくトレーニングをすればいいということ。
(例)
We are delighted(我々はとても喜んでいます)
to have found(見つけて)
a perfect partner(最高のパートナーを)
in SK Foods.(SKフーズという)
(38ページより)
つまりセンスグループごとの情報を、返り読みせずにどんどん脳にインプットしていくのです。
これが、著者のおすすめする「SIM方式」。
この方法で英語を読むと、「英語の語順」で文頭から文末まで一直線に「返り読み」することなく理解することが可能。最後のセンスグループを読み終えると同時に、文章全体の意味も取れているので、スピーディに、正確に英語が理解できるようになるわけです。
日本人がしゃべり出すまでに時間がかかってしまうのは、頭のなかで英作文してから「一気に」話さなければならないと誤解しているから。
しかし「センスグループごと」に「英語の語順」で「少しずつ」話せば、会話のレベルはぐっと上がるのです。
■「ニュース英語」が英語学習に最適な5つの理由
しかし英語学習で大切なのは、やはり継続することです。そこで著者がオススメしているのが「ニュース英語」を活用すること。なぜニュース英語が最適なのかについては、次の5つの理由があげられるといいます。
(1)「発音」が正しくクリア
ニュース英語は高い公共性を目指しているため、発音が正しくクリア。だからこそ、「ニュース英語は英語学習に最適である」といえるのだそうです。
(2)癖や訛りのない「標準語」である
これも(1)に通じますが、「ニュース英語」は当然ながら、癖や訛りのない標準語によってつくられているもの。ですから安心して学習でき、自信を持って話せるようになるわけです。
(3)「文法」がしっかりしている。
ニュースの公共性という観点から、正しくしっかりした「文法」が使われています。そこで、意味や内容を正確に把握できるようになるということ。
(4)現在の社会を反映した「時事英語」が使用されている
これはとても重要かもしれません。ニュース英語を学ぶことにより、時代の先端をいく英語が身につくのですから。また生活に身近な話題が多いので、学習意欲も自然と高まっていくことに。
(5)多種多様で広範多岐にわたる内容
知識が豊富になり、世界情勢に詳しくなることも可能。だから、実際のビジネスでもすぐに役立つわけです。
*
英語のニュースを見る習慣をつけるだけで英会話力が高まるなら、それはぜひ試してみたいところ。そうすれば「SIM方式」も、無理なく身につけられそうです。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】