道具を変えると態度も変わる!? 「子どもの気が散る」からやめた方がイイ文房具選びのNGって?
子どもが文字や数字に興味を持ち始めると様々な学用品を買い与えたくなります。入学・入園シーズンは特に文房具などを新調するママも多いことでしょう。せっかく芽生えた興味関心の芽を伸ばすために文具を準備することはとても良いことですね。
けれども、文房具は玩具ではないので、気を使った方がいい点があるんですよ。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が購入時のポイントについてお話します。
■文房具を買う時に注意したい2つのコト
(1)「気が散る」原因に…キャラクターものは選ばない
塗り絵などの教材は子どもの興味を引くキャラクターの絵がたくさん描いてある方が本来の目的を達することができるので良いです。けれども、文字や数字の練習のワークやドリル類は出来るだけこれらだけが書いてあるものにしましょう。ひらがなや数字の練習をするときに周りに学習とは関係のないイラストが載っていたら集中できないからです。
鉛筆、消しゴム、筆箱や下敷も同じです。つい子どもの好きなキャラクターものを選びたくなりますが出来るだけシンプルなものを選びましょう。文字や数字の練習をしているときに筆箱がキャラクターでキラキラしていたり、アクセサリーが多くついていたりすると、自分の持ち物の方につい気が散ってそちらに意識が向いてしまうからです。
習い事の環境にも同じことが言えるんですよ。
室内にたくさんの装飾品が飾ってあるのはいいのですが、ホワイトボードに授業とは関係のないキャラクターグッズのイラストが貼ってある環境の幼児教室だったらどうでしょう?
一見、子ども向きに工夫されているように見えますが、授業中に集中すべきは先生や黒板です。指導に直接関係のないものが散りばめられていると先生の方を見ているようで、そっちの方に気が散ってしまうことがあります。
“遊び”と“勉強”の切り替えのためにも、できるだけ気が散る要因となるものは少なくしておくのをおすすめします。
(2)安価なものは選ばない
今の時代はキッチン用品、掃除用具、なんでも100円ショップで揃えることが出来ます。けれども子どもに字の練習をさせるための鉛筆はここで買うのはお薦めしません。5本で100円など安価なものは質が悪く、芯が折れやすかったり、書きにくかったりするからです。
文房具店やスーパーで売っている鉛筆は1本100円くらいしますが芯の質がとても良いです。「たかが鉛筆なのに高いなあ」と感じるかもしれませんが、子どもの文字の練習で一年で使うのはせいぜい1~2本です。ウーロン茶のペットボトルと同じで高い買い物ではありません。子どもの勉強への意欲を高めるためにも質の良いものを選んであげましょう。
■道具を変えると子どもの態度も変わる!?
ある子どもの例です。
母親が小学校の授業参観に行きました。かなり集中力に乏しい子でした。気が散らない紺色のシンプルな開閉式の筆箱にしたのですが、それでも蓋をパタパタさせたり、四角い箱の筆箱を電車に見立てて遊んでしまい前を見ていませんでした。その後、ママはいろいろと考えてチャック式の筆箱に変えたところ、その子はもう筆箱では遊ばなくなりました。
これは極端な例ですが、それくらい道具選びって勉強に大事なんですよ。
いかがでしたか。
お子さんが将来小学校に入学をする際は、一通り学用品を揃えなければならないかと思いますが、子どもにとって勉強の役に立つ賢い買い物をしましょうね。
【画像】
※ Kzenon / Shutterstock
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』