長期インターンの特徴をしっかりと把握して、就職活動を有利に進めることができるよう、積極的に行動してみませんか。長期インターンだからこそ得られるビジネス体験を通じて、新たな自分の可能性に気づくことができるかもしれませんよ。

■長期インターンの主な特徴

一般的に、数ヶ月から1年程度にわたる長期インターンは、現役の大学生や専門学校生を対象として募集されます。アルバイトは、お金を稼ぐことが主な目的であるケースが多いのに対し、長期インターンの目的は、ビジネスを実体験する機会を得られること自体がメインとなっています。ひとつの会社に一定期間在籍し、日々の業務に携わることで、業界内の人であれば当然知っているはずの知識やビジネスマナーを身に着けることができるため、社会人としての予行演習的な要素が多いといってよいでしょう。長期インターンの中でも、有給のものと無給のものがあり、なかには昇給を見込めるインターンもありますので、自分自身の働きを給与という形で評価され、やりがいを実感しやすいといった声も聞かれます。

■長期インターンが就活に役立つワケとは

長期インターンで働いた企業に就職するかどうかは別として、実際のビジネス社会に身を置くことで緊張感も生まれ、自分のやりたいことがはっきりと自覚できるといった感想を抱く人も多いようです。漠然と「企画」「営業」といった言葉を聞いていても、体験したことがなければ具体的な仕事のイメージをつかむことは難しく、自分に向いているかどうかさえもはっきりしないということも多々ありますよね。就活の面接や履歴書で志望動機を述べる際、実体験に基づく言葉には、大きな説得力が生まれてきます。また、長期インターンのなかで、専門スキルの実力を試すような機会や、予算を与えられて営業戦略を考えるような重要な仕事を与えられることもあり、即戦力として期待されるため、自然と仕事のまわし方やビジネスパーソンとしての常識も身についていくこととなります。そのような有意義な経験を踏まえて就活をすることで、いち早く「できる」社会人となることも可能ですよ。

■長期インターンの探し方

基本的にはインターネットを使って、長期インターンの情報収集をするのがおすすめです。国内・海外を問わず、あらゆるタイプの企業が提供する長期インターンの情報を簡単に手に入れることができるため、あらかじめ、職種や勤務地・期間など、希望する条件を絞って効率的に検索をかけましょう。長期インターンの提供先として、ベンチャー企業も多く存在するため、それらだけを扱った専門のエージェントや紹介サイトにアクセスしてみるのもひとつです。また、企業によっては、長期インターンが終了した時点で、タイミングを見て内々定を出すところもあるようですので、就活との関連性もよくリサーチしておくことが大切です。

最近では、就活を間近に控えた学生だけでなく、大学に入学してまもない1年生のときから、長期インターンに応募し、着実にビジネスパーソンとしての心得やスキルを習得している人もいます。就職したあとのミスマッチを避けるためにも、長期インターンのチャンスをできるだけ有効活用していきたいものですね。