「成功法則」を読んでも成功できない人が気づくべきこと (2/4ページ)
――稲村さんがこれまで読んだ中で印象に残っている「成功法則」についての本で、印象に残っているものはありますか?
稲村:一番に来るのはナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』です。それと『自分の人生を無駄にするな!』という松阪麻樹生さんの本が好きですね。
昔、アルバイトでバーテンダーをしていた時に、これらの本の中の言葉をそっくりそのまま同僚やお客さんに話していたことがありました。当時19歳くらいだったのですが、老け顔なので30歳くらいに見られていたんです。そんな風貌だったので、本で読んだことを話しただけなのに、僕が自分の言葉でしゃべっているように受け取られて、みんなすごいと感動してくれるんですよ。本当の年齢を明かすと、さすがに受け売りだとバレてふざけるな、となりましたが(笑)。
――先ほど「センス」という言葉が出ましたが、本の中でお金に関する「センス」について書かれていましたね。億万長者や成功者たちがお金に関していいセンスを持っているとすると、「悪いセンス」とはどのようなものなのでしょうか。
稲村:「計画性がない」という点でしょうね。自分がどれだけ使っているかを正確に把握していないというのもそうだし、どんなことにお金がかかるかということも計算していない。
たとえ、年収が300万円だったとしても、10年で3000万円、30年で9000万円です。何が言いたいかというと、今現在お金がないというのは、賃金が安いからというよりもお金に対する計画性がないからだということです。計画がないから、給料全額とはいかずとも、使わなければ貯まっていくはずのお金が全部流れて行ってしまう。
――「人脈」についての章では、リーダーシップについて重点的に書かれていました。やはり経済的に成功を収めるにはリーダーシップは欠かせないものですか?
稲村:リーダーシップについては誤解されているところがあって、A地点からB地点までみんなを引っ張って連れていくことがリーダーシップだと思われがちなのですがそうではありません。
リーダーシップというのはA地点からB地点まで行くことについて、メンバーを「その気」にさせられるかということです。