1クラスに3~4名もいる!? 「よく喋るのに読めない子」への正しい理解とは (2/2ページ)
ところが他の生徒達が「あの子だけ特別扱いされている。えこひいきされている、ずるい」と言い出し、苛めが始まりました。
これを見た教師は「苛められたら可哀想だから特別扱いは止めよう」と支援を断念してしまいました。
でも、一歩進んで「人にはいろんな見え方がある。だから特別な教え方をしている。」と他の生徒たちにこれを機会に教育すれば、クラスメートのディスレクシアへの理解が深まるチャンスだったのに残念なことです。
■トムクルーズもディスレクシアだった!
トムクルーズはディスレクシアであることを公表しています。だから、台本を目で見て読んで理解することは出来ません。スタッフに読んでもらって録音し耳で覚えて役をこなします。このことを誰も「身勝手なことをして」とは非難しません。
“学習障害児、LD、ディスレクシア”という言葉を日本人の中で何パーセントが知っているでしょうか? 出来ない本人を責めるより、勉強不足の私たちが学ばなければいけないのかもしれません。
もしも、わが子が小学生になったとき「普通に勉強して頭も悪くはないのにどうしてこんなに極端に文字の読み書きが出来ないの」と不安にかられたときは学習障がい児であるかもしれません。勇気を奮って専門機関を受診してください。
担任にも理解されず「どうしてあなたは読めないの。怠けている」と叱られ続けたら辛い学校生活になります。その子にあった教え方をすることで能力を発揮することが出来ます。正しい知識を私たち大人が身に付けることが大切なのではないでしょうか。
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※ Ayaka / PIXTA
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』