これぞ狩猟系女子! 奈良女子大学のハンティングサークルってどんな活動をしているの? (2/2ページ)

学生の窓口

※……「止めさし」は、わなにかかったイノシシなどを、やりで突いて動きを止めること

■重要な1次産業の魅力を知る

――サークルの活動の中で面白い、また魅力的だと思う点を教えてください。

竹村さん やはり狩猟に限らず、1次産業に携わる学生や大人とのつながりがあるところだと思います。

――お薦めのジビエはありますか?

竹村さん 活動の中で扱うジビエは主にシシ肉とシカ肉です。脂身が少なく、栄養価が高いというヘルシーな点が魅力だと思います。

――今後の展望、また代表者の方ご自身での将来の展望があれば教えてください。

竹村さん 4月から活動を開始していますが、来年度(2017年)に卒業するメンバーが多いので、活動と同時に来年度以降もサークルとして機能するような環境と人脈づくりを行っていきたいです。また、狩猟やジビエに対して関心を持つ若者や協力者を増やすことはもちろんですが、活動を通して拠点である野迫川村の現状にも目を向けてもらえればと思います。

――読者には大学生の他に大学入学前の高校生、中学生も多くいます。彼らにメッセージをお願いします。

竹村さん 生き物の命を扱う活動に対して良い印象を抱かない人もいるかもしれません。ですが、農作物も含め食べ物が店に陳列されるまでのプロセスを知れば、狩猟や屠(と)殺に関わる職に対する感謝の気持ちや理解も深まるのではないかと思います。

――ありがとうございました。

近年は数が少なかった女性猟師の数も増えているそうです。竹村さんたちのこうした活動に刺激を受けて、さらに「狩りガール」の数も増えるかもしれませんね。

取材協力:奈良女子大学
(中田ボンベ@dcp)

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