【もっと教えてドクター!】牛乳でおなかゴロゴロ…実は「乳糖不耐症」だった? (2/3ページ)
(十分に働かないことを「活性が低い」と言います。)
ラクターゼの活性が低い人が、牛乳など乳糖を多く含むものを飲んだり、食べたりするとうまく乳糖が分解されません。そのため、乳糖は小腸で吸収されないために消化管の中に残ってしまいます。
そのため、以下のようなことが身体に起こります。
・下痢や腹痛
・お腹が鳴る
・ガスがたまってお腹に膨満を感じる Q.どうして乳糖不耐症になるのでしょうか? 乳糖不耐症には先天性と後天性があります。
≪先天性の乳糖不耐症の場合≫
遺伝によって生まれつきラクターゼの分泌が少なかったり、ラクターゼを持たない場合に先天性の乳糖不耐症を起こします。
先天性の乳糖不耐症は、歴史的に乳糖を多く含む食生活をしてこなかった民族に多いと考えられています。日本人は大人の4割がラクターゼの活性が低いといわれています。
≪後天性の乳糖不耐症の場合≫
生まれた時はラクターゼはきちんと分泌されていても、小腸の粘膜が病気などのダメージによって乳糖不耐症になった場合が後天性の乳糖不耐症です。
例えば、赤ちゃんが腸炎などにかかった場合には、一時的に乳製品を受け付けなくなることが知られています。 Q.乳糖不耐症に一度なったら、ずっとこのままですか? 先天的な乳糖不耐症の場合は、基本的にずっと乳糖を含む食品を控えることになります。
後天的なものの場合は、一時的な場合が多いです。
落ち着くまでの間、乳糖を分解する酵素を含むお薬を投与されることもあります。腸炎など病気によるものの場合、消化管の粘膜が回復したらラクターゼの分泌も元に戻る場合が多いようです。 Q.乳糖不耐症になったら、乳製品は避けたほうがいいのでしょうか。 先天的なもの乳糖不耐症とわかった場合、乳製品の摂取量を制限することがあります。