影の英雄、名誉勲章 (MoH) 叙勲の裏側でクローズアップされる米海軍最精鋭 ST6 (DevGru) 隊員 (3/3ページ)

ミリタリーブログ




U.S. Navy graphic by Austin Rooney/Released
作戦決行当日、強襲メンバーは、ジョセフ医師が幽閉されている敵拠点から、険しい山岳地帯を掻き分けて徒歩で数時間掛かる場所にヘリコプターから降ろされている。

ようやくの思いで施設に近付いたところ、暗がりの中に敵守衛が現れた。チェッケ氏はその敵と交戦。行動を共にしていたバイヤーズ氏らチームメイトと共に、こちらの存在に気付いた敵によってジョセフ医師に危害が加えられないよう、その幽閉されている小屋を目指して全力疾走している。

しかし不幸なことに、飛び込んだその戸口で敵が持つ AK-47 が火を噴き、放たれた弾丸がチェッケ氏の顔面を直撃した。その状況に気付いたのか、バイヤーズ氏が怒涛の勢いでドアを通過し、敵の発砲に直面しながらも 1 名の敵にタックルをかましている。なお、この時チームメンバーはその他の敵との交戦中だったと伝えられている。

幽閉されていた小屋の外で銃声を聞き付けていたジョセフ医師。その後、ほど無くして夜間暗視ゴーグルと重武装に身を包んだ兵士が「ディリップ・ジョセフ氏はここにいるのか?」と、聞き慣れた英語で叫ぶ声を確認している。


U.S. Navy graphic by Austin Rooney/Released
ジョセフ医師の存在に気付いたバイヤーズ氏は、銃弾飛び交う中でジョセフ医師に飛び付き、馬乗りになってその身柄を確保した。医師の身柄を確保しながら、もう一方の手ではその場に居合わせた敵を抑え込み、そして部屋の向こうにいた他の敵と交戦するという、獅子奮迅の働きをしたことが伝えられている。

バイヤーズ氏をはじめとしたチームメイトは救出したジョセフ医師と負傷したチェッケ氏を搬送。チェッケ氏に対する決死の救助活動をおこなったが、ヘリコプターの到着したバグラム飛行場で死亡宣告を受けている。

チェッケ氏は、死後にチーフへと昇進し、海軍で二番目に高位となる海軍十字章 (Navy Cross) が贈られている。

一方のバイヤーズ氏は、生存者が受け取ることが難しいことでも知られる、米軍最高位の勲章を、アフガニスタンでの戦争において 11 番目の生存受章者として、その名を戦史に刻んでいる。

Navy Times 2016/04/09
DoD 2016/02/26
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