ブラウザだけで完結する「bot開発環境」を無償提供した「Meya.ai」は、ボットのホスティングまで可能!
どうも、まさとらん(@0310lan)です!
みなさんは、「bot(ボット)」開発に興味ありますか?
「いざ、作ろう!」…と思った時に、一体何から始めたらいいのか迷うケースも少なくないと思います。
そこで、これから「bot」開発を始めようという人はもちろんのこと、すでに開発中の方にも最適な無料Webサービスをご紹介しようと思います!
【 Meya.ai 】
「Meya」は、TwitterやSlack、Kik…など、多彩なプラットフォームで動く「bot」の開発環境を丸ごとクラウドで提供してくれるサービスとなっています。
また、作った「bot」はそのままホスティングもしてくれるうえ、公開用のページまで作ってくれるので、素早くシェアすることも可能になっているユニークなサービスです。
準備しよう!
それでは、「Meya」を使って簡単な「bot」を作りながら、どのようなサービスなのかを見ていきましょう!
まずは、サイトにアクセスして無料の「ユーザー登録」を済ませておきます。
そして、自分の「マイページ」が表示されたら、「CREATE A BOT」ボタンをクリック!
これから作る「bot」の名称を決めます。(今回は「helloBot」と名づけました…)
これだけで、ひとまず「bot」の骨組みは完成です!
あとは、中身の「機能」を作り、提供したい「プラットフォーム」を選べば、今日からでもすぐに利用可能です。
「bot」に機能を追加する!
ここからは、先ほど作った「helloBot」の中身を作っていきたいと思います。
今回は、サンプルとしてSlack用の「bot」を想定し、指定のコマンドを入力すると
「こんにちは、helloBotです!」
と、回答してくれるだけの単純なモノを作ってみましょう。
そこで、「helloBot」の管理画面にある「Features」の追加ボタンをクリックします。
すると「設定画面」が表示されるので、コマンドを指定するために「keyword」を選びましょう。
これにより、Slackのチャットボックスから「hello」と入力することで、「bot」を実行させることが出来るようになります。
次の「Flow」では、まず「HELLO_WORLD」ボタンをクリックしてみましょう。
自動的に、YAML形式でコードが挿入されます。
この中にある「text」へ、任意の文字列を入力すればOKです。
保存をすると、「Features」の項目に新規追加されているのが分かります。
これで、任意の文字列を自動的に返してくれる「bot」が作れましたので、次にSlackと連携してみましょう!
「プラットフォーム」を決めよう!
プラットフォームを決める前に、画面上部に表示されているURLをメモしておきます。
これは後ほど必要になるので忘れないようにしましょう。
そして、プラットフォーム一覧から「Slack」を選択します。
「Slack」の管理画面にあるリンクをクリック!
Slackの「アプリ登録画面」に移動するので、画面上部のボタンをクリックします。
ここで、Slackアプリの設定を行います。
とりあえず、サンプルデモなので簡単に記述しておけば良いでしょう。
あと、画面下部にあるリダイレクトの項目に、先ほどメモしておいたURLを入力します。
保存すると、「ID」と「Secretコード」が発行されるのでコピーしておきます。
さらに、今回の「bot」を追加しておきます。
再度、「Meya」のSlack管理画面に戻り、コピーしておいた「ID」と「Secretコード」を貼り付けます。
そして、「bot」公開用のURLをクリックしてみましょう!
今回作った「bot」専用のWebページが表示されるので、「ADD TO SLACK」ボタンをクリック!
認証画面が表示されたら「許可」をしておきましょう。
Slackを見てみると、しっかりと「bot」が追加されているのが分かります。
試しに、「hello」と入力すると、自動的に返答が返ってきますね!
あとは、先ほどの専用WebページのURLを、友人・知人にシェアすれば自分が作った「bot」を多くの人に使ってもらうことが出来るようになるわけです!
まだあるこんな機能たち!
先ほどの事例では、すぐにSlackと連携させましたが、その前に「TEST」ボタンをクリックすることで、事前に「シミュレーションテスト」を行うことも可能です。
素早いチェックが行えるので、開発中に実際の挙動を知りたい時などに役立つ機能と言えます。
また、より本格的な「bot」を開発する際には、「Node.js」か「Python」でプログラミングを行うことも出来ます!
これを、先ほど作った「helloBot」に組み込みたい場合には、「component」の箇所にプログラムを保存した名前(name)を指定すればOK!
たったこれだけで、即座に「helloBot」の中身がアップデートされて、すぐに利用可能になるのは驚きです。
このように、ブラウザだけで開発から公開までオールインワンでサポートしてくれるWebサービスは珍しいので、ご興味ある方はぜひ一度トライしてみてください!
おまけ
最後に、一般的な「Slack bot」よりもさらに高度な処理を実現している「bot」があるので、合わせてご紹介しておきます。
【 最近、Slackの「bot」が何でも出来過ぎて「カオス」状態になってる件! 】
例えば、社内や個人で「旅行の計画」から「ホテルの予約」までする際に、Slackからチャットするだけで自動的に代行してくれる「bot」の紹介や、埋め込みタグで設置したフォームをSlackから返信できるモノや、「99designs」と連携した進捗確認をSlack上で実現するモノまで、厳選された「bot」を紹介しています。
個人用途はもちろんですが、社内のチームプロジェクトなどにも役立つモノばかりなので、ぜひ一読しておくことをオススメします!
まとめ
SlackやTwitterはもちろんのこと、Facebookの「Messenger」や「Line」など、botが活躍できるプラットフォームが最近は増えてきました。
ただ、作り方はそれぞれ違うので、今回ご紹介した「Meya」のように、多彩なプラットフォームを同じ作り方で提供できるサービスは今後さらに重宝されると思います。
ぜひみなさんも、独自の「bot」を開発して世界中にシェアしてみてください!
<参考>
・「Meya.ai」公式サイト
written by まさとらん(@0310lan)