新聞見出しの鵜呑みはNG!「子どもの声がうるさい」だけじゃない、保育園開園断念の理由 (2/3ページ)
■新聞の見出しが持つ大きな意味
懸案の見出しは、「子どもの騒音をうるさがっている人が、もっと子どもを育てにくい環境を作るのだ」といったイメージを促進させています。周囲に迷惑をかけることに日頃から神経を使っている神経質で孤独な母親と、都市部でエネルギーを持て余し気味な子どもはまるでかわいそうな被害者です。
そのイメージが跋扈する世界では、保育園が設立されなかったのは完全に、「子どもに理解の無い非情な地域住民のせい」です。そして、施設必要不可欠である根回しをしていなかった行政の責任は、全く問われていません。
また、このような見出しが続出するということは、選ぶ私たちにも責任があります。
新聞や雑誌は部数が伸びる切り口を好むものです。無闇に騒がないようにした方が良いでしょう。
■育児のための世の中づくりに、私たちが出来ること
・子どもは社会の宝物であると認める
子どもは社会の宝、それは絶対の真実です。しかしながら、子どもがうるさいというのも紛れもない事実です。
この問題の周辺で、私たち母親に出来ることが2つあります。それは、“子どもが迷惑をかけるのは誰もが通る道であり、それを認めること”と、“それを許してもらえる環境に感謝すること”です。端的に言えば、良好なご近所付き合いをするということです。
私たち母親は、こどもを社会で育てる覚悟があるでしょうか。もしあるとしたら、うるさい子どもに怒鳴る近所のおじいさんにも、ありがたいと感謝の念を抱けるはずです。
仮に迷惑がかかったとしても、素直に「すみませんでした」という言葉が出れば、周囲の人々も子どもたちと母親に、もっと寛容になっていくはずだと思います。
それこそが、子どもという宝を、大事に叱ったり褒めたりして、社会で育てるということです。
・敵を作らない
マスコミの巧妙なイメージ戦略に乗せられて、身の回りの人間関係を分断しないようにしましょう。
特に“保育園問題”の責任の多くは行政に問うべきです。