お喋り好きなママは要注意かも…!「語彙が増えない子ども」にみる家庭の特徴

It Mama

お喋り好きなママは要注意かも…!「語彙が増えない子ども」にみる家庭の特徴

「あのママ、すごくお喋りだけれども、子どもはなんかボーッとしている」なんてことがあります。反対に寡黙な親なのに子どもの言葉が豊かだったりします。どうして、こんなことが起こるのでしょうか?

今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“お喋りな親の子が言葉少ない理由”についてお話します。

■1:同じ言葉をリピートしているだけ

一日中、ママの声が騒がしい家庭、その言葉の内容を分析してみるとほとんどが日常会話の域から出ていないことがあります。特に多いのが「早く食べなさい」「早くお風呂に入りなさい」「早くお片付けしなさい」「早く寝なさい」の命令形。来る日も来る日も同じことを機関銃のように叫び続けています。

たくさん、話しかけてはいるけれども内容が限られたことのみで一方通行になっています。

■2:言葉の「先取り」をする

子どもが言う前から察して言葉を奪ってしまうケースです。「喉が渇いた、お水ちょうだい」と言わないうちから顔色を見て「はい、お茶飲んで」とさっと飲み物を差し出します。また「ママ水」と叫んだだけで単語に反応する人もいます。

親は子どもをよく観察していて気が利くのですが、子どもにとっては自ら言葉にしなくてもママが察して行動してくれるので語彙がなかなか増えません。

「ママ、水」と言ったら「『ママ水』じゃわからないよ」とか「『お水ちょうだい』と言おうね」と返しましょう。こうすることで相手に伝わる言い方をマスターしていきます。

■3:親子の会話が少ない

幼稚園のお弁当。先生が「何が入っていましたか」と聞くと「トマト、卵焼き、チーズ」など素材そのものしか答えない子がいます。

いっぽう「ほうれん草の胡麻和え」「胸肉の唐揚げ」としっかり料理名が言える子がいます。黙々とお弁当を作ってサッと通園バックに入れている家庭と作りながら“親子の会話”をしているかの差なんですね。家事を黙々とこなすのではなく、日常のちょっとした言葉がけを意識するだけで、子どもの語彙数は変わってきますよ。

■4:絵本の読み聞かせしない

日常会話だけで子どもの語彙を増やそうとしても限界があります。ですが、あまりお喋りなママではないのに言葉豊かな子がいます。それは絵本の読み聞かせをしてもらっている家庭の子です。

絵本の文章には決して親の口からは語られないような「美しいお姫様が眠っていました」「突然、鬼が追いかけてきました」「雪が深々と降る中、マッチ売りの少女は凍える手を震わせながら」といった言葉が書かれています。

これらの絵本を繰り返し読んでもらった子は、いつしかこれらを自らの言葉にし、次のように言ったりします。

「突然、犬が出てきてびっくりしちゃった」

「凍えそうで手がかじかんだの」

「子どもらしくない可愛げのない話し方だわ」と思われてしまうのは幼児期だけ、これだけの語彙を持っている子はその先グンと伸びていきます。小学校入学後、相手に伝わるように言葉を選んで意見を発表したり、作文も「今日は遠足に行って楽しかったです」の一行ではなく豊かな表現力で文章が書けるようになります。

いかがでしたか。

お喋りなママの子が語彙が豊かになるわけではありません。お伝えしたように、単語に反応して言葉の先取りをしないで子どもにきちんと言わせる、そして日常会話でカバーできない言葉を絵本で伝える、といったことを日常的に行っていれば子どもの語彙力だけではなく表現力も自然と身に付いていきますよ。

【画像】

※ Choreograph / PIXTA

【著者略歴】

※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』

「お喋り好きなママは要注意かも…!「語彙が増えない子ども」にみる家庭の特徴」のページです。デイリーニュースオンラインは、女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る