モテ声の人は老け声の人より1.3倍も「高給取りが多い」と判明 (2/2ページ)
著者はそう主張するのです。
■とくに魅力的な声を持っているのは誰か
実際のところ、著者がビジネスの現場で見ていても、一流のビジネスパーソンは声に気を使っているのだといいます。
ビジネスパーソンに特化したボイストレーナーとして3万人以上と接してきた経験のなかにおいても、間違いなく、できるビジネスパーソンはいい声の人が多かったといえるというのです。
なかでも、特に魅力的な声を持っているのは、若くして大きな成功を収めたベンチャー企業の社長。
それはおそらく、彼らが活動的でエネルギッシュであり、また体力もあるので、そのパワーが声になって表れているからだといいます。
もちろん、声がいまひとつだったとしても、大企業のトップに上り詰めたり、ベンチャー企業を成功させたりした人はいます。
ただしそういう方でも、ビジネスエリートになったことで「人に見られている」という自覚が芽生え、その結果、改めてボイストレーニングをして声を改善するというケースがよくあるのだそうです。
だから、そういう人たちも結果的には声がよくなる。そのため、ビジネスでトップに立つ人は、必然的にいい声の人が多くなるというわけです。
■いい声は「ビジネスチャンス」にもなる
そこで著者は、「ビジネスで多少なりとも上を目指すのなら、いい声を手に入れることが必修科目」だと断言するのです。
ところが、ビジネススキルとしての声に注目し、完全するためのトレーニングを受けようという人は、まだあまり多くないというのが現状。
そのような考え方が浸透しているとはいえない以上、仕方のないことかもしれません。けれど、「あまり意識している人がいない」以上、それはビジネスチャンスにもなりうるはず。
意識していない人に先んじて「いい声」を手に入れることができれば、他の人と差をつけることができるということ。
昨今では、個人に対してコーディネートなどのアドバイスをしてくれるパーソナルスタイリストを活用するビジネスパーソンも出てきました。
彼らは服装に気を使うことによって、イメージ戦略を実現しているわけです。
そんな時代だからこそ、「声」にもしっかり気を使うべきなのだというのが著者の考え方。
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このようなコンセプトに基づき、本書では「声トレ」の具体的なメソッドがわかりやすく紹介されています。
声をなんとかしたいと感じている人にとっては、必読の一冊だといえそうです。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※秋竹朋子(2016)『「話し方」に自信がもてる 1分間声トレ』ダイヤモンド社