タリバンの簡易爆発物 (IED) 攻撃によりアフガン陸軍のヘリコプターが破壊

ミリタリーブログ

タリバンの簡易爆発物 (IED) 攻撃によりアフガン陸軍のヘリコプターが破壊
アフガニスタンで、タリバンの IED (Improvised Explosive Device, 簡易爆発物) 攻撃によって、陸軍の所有するヘリコプターが破壊される映像が公開された。

映像は、タリバンの公式広報媒体であるアル・エメラ (Al Emera) が投稿したもの。タリバン側の主張によると、「3 月 24 日にクナール州東部、ナレー (Nari or Naray) 地区の丘陵地にある前哨基地に、陸軍所有のロシア製「ヒップ (Hip) 」Mi-8 輸送ヘリコプターが着陸を試みたところを IED を使って攻撃し破壊。21 名のコマンド部隊員らを殺害した」としている。

攻撃を受けた場所の近くには、アフガニスタン軍の監視所があることなどからも、タリバン側が爆発物をどのように仕掛けたのかは現在のところ不明。しかしながら、監視所の外であり、草木が鬱蒼と茂る場所に面していることから、①夜間にタリバンの工作員が密かに侵入し仕掛けた、②内通者の手助けにより仕掛けたなど、様々な可能性が推測されている。

いずれにしても、監視体制の不備が露呈した格好となり、アフガニスタン軍側には衝撃が走っている。

関連記事:
イエメンの戦場で単身こっそり戦車に近付き爆発させる命知らずの戦士の行動が話題に
次に、映像をじっくりとみていると、爆発は、機体の下に置かれた爆弾によって引き起こされたとことが分かる。加えて、興味深いところでは、50 秒付近、タリバン側のナレーションで「アッラーアクバル (アッラーは偉大なり) 」と発せられた直後、かすかに「カチ・カチッ」と 2 度に渡るクリック音が聞き取れる。このことからも、タリバン側が遠隔で状況を見ながら起爆させた可能性もある。

アフガニスタン政府側は当初、タリバンの攻撃により破壊されたことを否定していた。
3 月 29 日、ワヒドゥッラー・カリムザイ (Wahidulllah Kalimzai) クナル州知事は、地元紙・パジュウォーク・アフガン・ニュース (Pajhwok Afghan News) の取材に対し、「ヘリコプターは治安部隊に向けて兵站面で支援をおこなっていたが、技術的トラブルを抱えて緊急着陸を試みていた」「負傷していない」と答えている。
「タリバンの簡易爆発物 (IED) 攻撃によりアフガン陸軍のヘリコプターが破壊」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る