議員って儲かるの?元市議会議員が明かす「政治家のお財布事情」 (1/3ページ)
『あなたのまちの政治は案外、あなたの力でも変えられる』(五十嵐立青著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、茨城県のつくば市で8年間にわたって市議会議員を務めてきたという人物。
そのような活動を通じ、感じたことがあるのだそうです。
それは、多くの人が「どうして保育園に入れないのか」「なぜ街灯が少ないのか」など日常生活の不便さには関心を持っているのに、その原因となっている“政治”には関心を持っていないということ。
しかし現実的に、私たちの毎日の生活は政治から切り離されたものではないはず。だからこそ、多くの人々に政治への関心を持ってもらいたい。そんな思いから、本書を執筆したのだといいます。
主人公で主婦の香織、夫でサラリーマンの大輔、小3で長男のソウタ、2歳の長女ヒナタからなる「香織一家」を軸としたストーリー仕立て。話の要所要所で、ママ友や市議会議員、市役所職員などが絡んできます。
そのやりとりを読み進めるうちに、子育て、介護、交通、都市計画などさまざまな問題への疑問を無理なく解消できるわけです。
きょうはそのなかから、“政治とお金”についての気になる話を引き出してみたいと思います。
■市議会議員の報酬は人口によって変わる
この項で、「政治家ってやっぱり儲かるの?」というストレートな疑問が浮上します。
市議会議員の山下の回答によれば、議員は“報酬”を受け取っており、彼の議会の場合、額面は月額45万円なのだそうです。
「やっぱり多いんだな」という印象を否定できませんが、詳しく説明を聞くと、どうやらそうともいい切れないようです。なぜならこれは、会社でもらう給料とは違って、税金などが引かれていないものだから。
ここから所得税、国民健康保険税や市県民税、国民年金などをマイナスすると、手取りは月平均で24万円くらいだというのです。
それに加え、「期末手当」というボーナスのようなものももらえるので、実質は年450万円くらい。なお、業績に関係なく支払われるのだそうです。