今井絵理子、参院選出馬は失敗?スキャンダル続出で打倒”オール沖縄”に暗雲 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■暴力団・宗教対立…打倒「オール沖縄」どころじゃない?

 さらに同誌の追及は続き、A氏が経営していた風俗店の関係者が逮捕されていたことが発覚。その人物は地元指定暴力団の現役組員で「ケツ持ち」として店の売上の一部を得るはずだったが、A氏が数百万円の売上金を横領。組員は自分の取り分を取り返そうと画策したが、A氏と連絡が取れないため、人づてに今井氏の親族に請求しようとしたところ逮捕されたという。

 A氏の横領が事実だとしても今井氏に非はないが、この騒動によってA氏が暴力団員と親密な関係にあった可能性が高まった。婚約者が反社会的勢力の「密接交際者」となれば、致命傷になりかねない。

 さらに「週刊新潮」(新潮社)によって新たな問題も指摘された。今井氏の親族が「冨士大石寺顕正会」という宗教に入信した経歴があると判明し、それに自民党と連立する公明党の支持母体「創価学会」が猛反発しているというのだ。両宗教団体は過去に暴力事件や訴訟合戦まで起きたほど激しい対立関係にある。

 今井氏は若者層へのアピールとともに翁長雄志沖縄県知事(65)を支える「オール沖縄」体制を崩すという重要な役目があるが、味方になるはずの沖縄の創価学会員たちが「なぜあんなのを擁立するんだ」と不満を爆発させているという。

 これでは「オール沖縄」に対抗するどころか、内輪揉めに発展しかねない。続々と浮上する問題に「党内では擁立を見直すべきとの声も上がっている」(前同)というが、そうもいかない事情がある。

「もう一人の目玉候補になるはずだった乙武氏が不倫騒動で自滅。今井氏は唯一の目玉であり、すでに党大会で『君が代』を歌ったり安倍首相と握手を交わしたりと”参院選の顔” として大々的に表に出てしまった。もう後戻りはできず、火だるま状態で選挙に突入するしかない」(前同)

 いまだにA氏の人間関係の全貌は明らかになっておらず、正式に立候補した途端に爆弾級のスキャンダルをぶつけられる危険性もある。当初は抜群の知名度で「スピード当確」といわれた今井氏だが、自民党の切り札どころか悩みのタネとなりそうな気配だ。

文・佐藤勇馬
※個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にライターとしてスカウトされて以来、ネットや携帯電話の問題を中心に芸能、事件、サブカル、マンガ、プロレス、カルト宗教など幅広い分野で記事を執筆中。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など多数。
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